これは面白かった。アメリカのスクールヒエラルキーの話。 アフリカで生まれ育った女の子・ケイディが、ハイスクールに入学するところから物語は始まる。彼女は、学校内に存在する派閥格差を目の当たりにし、そのヒエラルキーを崩すために頂点にいる3人の女子グループ「プラスティックス」の一員となる。お約束的に最後は「そんなのってバカバカしいよね」って感じなんだけど、それにいたるまでにけっこうヒネりもあって面白かった。 監督は『フォーチュン・クッキー』(''Freaky Friday'')のマーク・ウォーターズで、主演も『フォーチュン・クッキー』のリンジー・ローハン。『フォーチュン・クッキー』もけっこう面白かったけど、この作品もコメディとして面白かったし、なによりアメリカの学校文化を知る上でも非常に興味深い内容だった。 学食の席は派閥(グループ)により使い分けられていて、その各グループが冒頭で説明される。説