「おかげさま」の気持ち活力に 駐日ベナン大使のゾマホン・ルフィンさん(48)は、日本に留学中、テレビのバラエティー番組出演をきっかけに人気タレントになりました。あれから十数年。今度は、大使として日本とベナンの懸け橋になろうと、多忙な日々を送っています。(山田泰弘)母国の大使に就任 「日本で大使になるなんて、留学生の時には、全然、想像できなかった」 昨年12月に駐日ベナン大使に就任した。ベナンの要人が来日する際には外務省と折衝し、アフリカと行き来して、公務をこなす。 「来年6月に横浜で(アフリカ開発に関する国際会議)アフリカ開発会議(TICAD)があるので、大忙し。さっきは外務省から電話があった。ほら、また電話だ」。勤務室のデスク上の電話はひっきりなしに鳴り、相手に応じてフランス語に英語、日本語と自在に使い分ける。日本は「変な国」… 日本に興味を持ったのは、中学生の頃という。 「最初に日本を