少年団の練習もあり、ちょっと疲労気味だったので、生観戦はやめておく事にした。テレビから流れてくる映像を見て、「行けばよかった」いや「行くべきだった」と後悔した。井原正巳が元気なプレイ姿を見せていたからだ。しかも、そこに攻め込んでくるのはカズ。 フィリップの反対側のベンチに水沼貴史が座っていたが、ちょっと違うよね。ここは、岡田武史か木村和司のいずれかでなければダメだったのだが、それぞれお2人に別々の事情があって...松田とは、ほとんど縁がなかったはずのカズが全軍を仕切るのは、スタアの所以だろうが。 試合に戻ろう。 中田英寿を起点に、カズが前線でがんばり、藤田俊哉が後方から進出する攻撃。中澤佑二が前に出て押さえて、井原が微妙にラインを上下する。この微妙な上下動、動き出しのタイミングも、修正の細やかさも、往時の井原ではなかった。でも、中澤を動かしてから、自らがそのカバーに入る動きそのものは、80