「モテない人がモテようと『モテるスキル』なるものを磨こうとすれば、ますますモテなくなる。モテるのはスキルではなくセンスだからだ。同様に、経営者に必要なのもスキルではなくセンスだ」――。 一橋大学大学院国際企業戦略研究科の楠木建教授(写真)は、2015年7月8日から10日にかけて東京・ホテルニューオータニで開催中のイベント「IT Japan 2015」(主催:日経BP社)で「グローバル化の3つの壁」と題し講演。日本企業がグローバル化に失敗する背景には複数の認識の誤りがあると指摘。とりわけ経営者に対しては、体系化されて誰もが習得できる「スキル」ではなく、独自の意思や行動力といった「センス」を持つ人を見つけ、そうした人が自然に育つ環境を用意するのが重要だと説いた。 冒頭で楠木教授は、一般に言われる「日本は内向きで、グローバル化に後れを取っている」との見方に対し「そうは思えない」と疑問を呈する。楠
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