花粉症も追い打ちをかける。「花粉症で夜の眠りが妨げられ、睡眠の量と質が低下する人も多い」(林田院長)。眠気と睡眠不足による頭痛を招きやすい。鼻詰まりで頭に十分な酸素を送れなくなることもあり「花粉症も頭痛の原因になる」(臼田講師)。 これらの不調を防ぐには、食事や睡眠といった生活のリズムを整えて、自律神経の乱れを抑えることが大切だ。入浴や運動などでリラックスを図ってストレスを緩和し、夜は十分な睡眠をとる。パソコンやスマホの操作は覚醒を促すので、夜間は控えめにしたい。寝不足の日が続かないように、7時間から8時間の睡眠を2日に1回は確保するよう心がける。 ただし寝過ぎも頭痛の原因になる。休日の寝だめも要注意だ。「昼間にどうしても眠気を感じるときは、20分から30分程度の短い昼寝をするといい」と林田院長。花粉症対策の薬を飲む人は、日中は眠気を起こしにくい抗アレルギー薬を選ぶとよい。 春は陽気のイメ