有責配偶者は相手方の同意がなければ離婚することができません。結局、夫の新しい恋人は一向に進まない離婚に「もう待てない」と夫のもとを去り、夫は「もう慰謝料は払わない」と言い出して話し合いは頓挫。妻はというと、裏切った夫と縁を戻したかったのではなく懲らしめたかっただけ。怒りが収まってきた頃には、慰謝料ももらえず、離婚もできず、宙ぶらりんの状態になり、新たな人生をはじめるチャンスを棒に振ってしまったのです。 離婚は、相手を成敗しようとする心と復讐心を押さえて、スマートに負けるが勝ち。 私はこの経験から、「それによって私は幸せになれるかな」と、自分に問いかけることをすすめるようになりました。もちろん、弁護士に相談することで、怒りのスイッチをオフにできることだってあります。 裁判で相手を叩きのめすより和解が勝ち!? 離婚は、勝ち負けやプライド、お金に執着すると、結果的に人生をより深い苦しみに自ら落と