7月14日、大阪・豊中市の176BOXで開催された「闘宝伝承2024」で谷津嘉章がエキシビションながら義足を装着せず、レスリングの試合に出場した。 2019年6月、糖尿病の影響から壊死が進み、右ヒザから下を切断。2021年3月には義足で東京五輪の聖火リレーに参加し、同年6月にはプロレスラーとしてリング復帰を果たしているが、昨年3月に障がい者レスリング連盟を発足。同年7月には健常者の大会である日本社会人選手権に出場している。 谷津は松葉杖をつきながらリングに向かう。片足立ちでコーナーを背に立つ谷津に対し、対戦相手の武士正がパーテレポジションで向かい合ったが、谷津はハンディはいらないとばかり立つように促した。 試合開始のゴングが鳴らされると、谷津は1歩踏み出して両ヒザ立ちの姿勢になり、武士正と組み合う。グラウンドでフロント・ネックロックの体勢にとらえられローリングを許すシーンこそあったものの、