大村秀章知事は、「あいちトリエンナーレ2019」の国際現代美術展に出展された「表現の不自由展・その後」の展示を中止したことについて、5日の定例記者会見で「犯罪・テロ予告があり、安全・安心を第一に考えた」と弁明した。 「表現の不自由展・その後」は、旧日本軍の慰安婦を象徴した「平和の少女像」など17作品を展示。政治的色彩が強いことから、同企画を発表した先月31日から1日約200件の苦情電話、約500件の抗議メールが殺到。県は3日、同展示の中止を決めた。 大村知事は「円滑に多くの人に楽しんでもらうという観点から展示を中止した。行政には限界がある。ご理解いただきたい」と述べた上で、「○月○日にガソリンを散布する」などと書かれた新たな脅迫メールが中止後の同日午前5時頃にも県に届き、県警へ通報したことも明かした。 また大村知事は、河村たかし名古屋市長が「多額の税金が使われている展示会にもかかわらず、行