最近よく耳にするようになった3Dプリンター住宅。これは立体成型が可能な3Dプリンターを活用して住宅の部材を作成し、それを組み合わせて、もしくは建設現場に3Dプリンターを持ち込んでその場で立体成型することで建設可能な住宅を指す。 3Dプリンター住宅は、もちろん規模にもよるが最短で20~30時間ほどで完成可能で、プリンターによる機械作業のため休みなく造り続けられるという点でも工期の大幅な短縮に寄与することができる。工期が極端に短いということは建築コストも大幅に削減可能で、3Dプリンター住宅の素材はその多くがコンクリート、モルタル、プラスチックなどで占められており、運搬が必要な壁や柱などの大きな資材を現地で成型することで運送コストも減らすことができるから、人件費も含めて大幅な削減が可能だ。 当然のことながら建設現場で発生する温室効果ガスも削減できるため、住宅・不動産部門で889万kl削減しなけれ
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