ハウツー Windows Subsystem for Linuxガイド 第27回 USBデバイスをWSLで使う - その1 WSL2は、仮想マシン内で動作しているため、Win32側のデバイスに直接アクセスすることはできない。しかし、TCP/IPでUSBデバイスを接続するusbipd-winを使うことで、WSLからWin32側に接続しているUSBデバイスを利用することが可能だ。 ただし、いくつかの制限がある。USBデバイスの接続は排他的でWSL側に接続したUSBデバイスは、その間Win32側では利用できない。もう1つは、WSL固有の特徴として、標準状態ではUSBシリアルデバイスなど特定のクラスのUSBデバイスしか利用できないことである(後述)。 こうした制限があっても、たとえば、組み込み系の開発ボードなどを接続し、Linux側で開発を行うことが可能だ。最近では、多くの組み込み系開発ボードの開