総選挙を前にテレビ討論会に出席した労働党と保守党の党首。その影では、AIが無所属で立候補していた(写真:代表撮影/ロイター/アフロ) 企業をはじめ社会のさまざまな場面で進む生成AIの活用。最近では、選挙に立候補するAIまで登場している。 大量の情報を取り込み、分析するAIは住民の意思を集約するという面では適任だが、政治家には倫理に基づいて判断し、社会を導くという責任も負っている。 政治の世界でどこまでAIが活用されるかは、政治家が自分たちの存在意義をどこまで発揮できるかにかかっている。 (小林 啓倫:経営コンサルタント) 英国で立候補した「AIスティーブ」 7月4日、英国で総選挙が行われる。ウクライナやガザなど国際情勢が緊迫する中、同国の行方を占うことになる重要な選挙だが、ある1人の候補が注目を集めている。その名は「AIスティーブ」――文字通り、AI(人工知能)の政治家だ。 といっても、ロ
![英国総選挙に立候補したAIスティーブとは何者?政治の世界に入り始めたAIと、問われる政治家の存在意義 【生成AI事件簿】米国ではチャットボットが市長選に出馬、既に始まっている政治におけるAI活用の是非 | JBpress (ジェイビープレス)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8afa87bc45de96dc74dc96aa379b9dafa5e1de91/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjbpress.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F0%2F9%2F1200mw%2Fimg_0947466c08d478c31da7ff202b6092365538197.jpg)