執筆者 森田 満樹 九州大学農学部卒業後、食品会社研究所、業界誌、民間調査会社等を経て、現在はフリーの消費生活コンサルタント、ライター。 傍聴くんが行く 森田 満樹 2011年7月7日 木曜日 キーワード:メディア 食中毒 食文化 「食の信頼向上をめざす会」(唐木英明会長)主催のメディアとの情報交換会「ユッケ問題から考える食中毒―食育の重要性―」が、6月20日都内で開催された。牛肉の生食をはじめとする腸管出血性大腸菌の食中毒について、厚生労働省医薬食品安全部監視安全課の加地祥文課長厚生労働省課長、食肉の輸出入を手がける企業の社長などが講演を行い、記者や焼肉店経営者など85名が参加した。 質疑応答が興味深く、と畜業者が生食用食肉の衛生基準を満たす施設を備え基準をクリアできる処理を行いながら、「生食用」として販売してこなかった内幕を、課長が解説。また、焼肉の業界団体理事が「自治体の指導が不十分