ピース又吉が又吉直樹名義で手掛けた小説「火花」が、純文学の新人賞として広く知られる「第153回芥川龍之介賞」を受賞したのは既報の通り。東京・帝国ホテル東京にて本日行われた会見の模様を以下に紹介する。 会見に姿を見せた又吉は、最初やや緊張の面持ちで写真撮影に応じていたが、記者からの「笑顔は出ませんか」との問いかけに少し微笑んで見せた。 ピース又吉のコメント──最初に一言お願いします。 すごくビックリしたんですけど、とにかくうれしいです。ありがとうございます。 ──敬愛してやまない太宰治が欲しくてたまらなかった芥川賞を受賞してどう思いますか。 小説を読み始めたのが芥川と太宰だった。太宰が芥川賞を獲れなくて手紙を書いたっていう状況が、いつもテレビで「太宰好き」とか勝手なことを言っている自分と似てるかもしれませんね。そんなこと言うのも申し訳ないので、太宰好きとテレビで言うたびに、三鷹にお墓参りに行