AIプロセッサーシリーズも気が付いたら66回もの連載になっており、やっと主要なAIプロセッサーは網羅したかな、という感じになってきた。厳密に言えば、まだ触れてない製品もいくつかあるのだが、おおむね問題ないかと思う。 ちなみに外したものの代表例は、AmazonがAWSで採用しているInferentia/Inferentia 2、Tensentが出資しているEnframe DTU 1.0、MetaのMTIA、それと現在マイクロソフトが開発中と言う自社製AIプロセッサー(まだ完成していない模様)などで、いずれも自社のサービス向けに自社で開発、外販はしないものである。 生き残りをかけ必死なAIプロセッサーベンダー そんなAIプロセッサーの市場であるが、やはり当然のように淘汰は激しい。連載で言えば、連載568回で取り上げたWave Computingは2020年4月にChapter-11(米連邦破産