2007年末にリリースされるやいなや、またたく間に読者の注目を集めた「SE出世双六(すごろく)」。SEの人生をすごろくで体験できるという内容だが、「SEの仕事が分かる」「SEの過酷な現場を表現しているのか」など賛否両論が起こった。 このすごろくを製作したのはシステムインテグレーターの日立システムアンドサービス。これまで「PM格言カルタ」「セキュリティかるた」とユーモアあふれる製品をリリースしてきた。同すごろくのラストには人生の分かれ道と称したマス目があり、そこを超えるとITセレブという肩書きを得られる。海外支社長に抜擢されたり、自伝を出版したりと一風変わった出来事がマス目に描かれている。 システムインテグレーターという立場でこれらの製品を出す意図はどこにあり、どのような考えでこのすごろくを作ったのか。制作者を取材した。 SE=3Kの図式を払拭したい 「SEは東大生が目指したい職業とはかけ離
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