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  • 超災害に対応する住宅の新しいプロトタイプ『神水公衆浴場』 | WAO website

    新規に銭湯経営を始める 「銭湯をやりたいんですけど…」という依頼を受けたのが2018年の夏。建主は熊市在住で、今回の構造設計者でもある。「なぜ銭湯をやりたいんですか?」と聞くと、「2016年の熊地震の時、地域のみなさんがお風呂で苦労していたから」と言う。建主自身も熊地震で住んでいたマンションが大規模半壊し、区分所有法により解体せざるを得なくなったので、今回の住宅建設を決めた。実際のところ、戦後から高度成長期において地域の公衆衛生を支えてきた銭湯(公衆浴場)は、各家庭に水回りが充実した現在、都市機能的には「なくても不便はない」存在となった。必然的に近年の銭湯経営はそう簡単ではなく、地元の保健所によると廃業する銭湯は多いものの、新規で営業を始める銭湯は記憶にないという。それでも災害時の地域のことを想い、銭湯をやりたいという建主の心意気に、僕は心から共感した。 銭湯の現代的意義 日中どこ

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