横浜市は3日、高齢者に対する新型コロナウイルスワクチン接種の予約受け付けを始める。接種対象であることを知らせる通知に予約開始時期を明記しなかったため、既に問い合わせが殺到。当初は「8月中に8割」とした市の目標は菅義偉首相の「鶴の一声」で1カ月前倒しされるなど、約97万人という全国有数の対象者を抱える市のワクチン接種は想定外の連続に見舞われている。【樋口淳也】 既に相次ぐ問い合わせ 市は65歳以上の接種について、高齢者施設の入所者への接種を4月12日に開始。市内19カ所の主会場で実施する集団接種を5月17日から、一部の医療機関での個別接種を同24日から始める予定だ。 集団接種は3日午前9時から専用ホームページ(HP)と電話で予約を受ける。4月23日には80歳以上の対象者約34万人に予約に必要な個別通知を送った。高齢者向けの通知は5月14日まで5歳ごとの年齢別に順次発送する。 ところが、通知に