電動パーソナルモビリティの開発・販売を手がけるグラフィット(glafit)が、新たな「四輪型特定小型原動機自転車」(四輪型特定原付)のプロトモデルを公開した。7月に実証実験を開始して製品化を目指す。この乗り物、転倒を防ぐ新技術を搭載しており、免許返納後の高齢者に新たな移動手段として提案していきたいとのことだが、その実力は? 試乗してきた。 四輪型特定原付は移動手段の新たな選択肢になる? 四輪型特定原付が求められる理由 グラフィットが公開したプロトモデルは、免許返納後の高齢者の新たな移動手段を想定した乗り物だ。 公開された四輪型特定小型原動機自転車のプロトモデル 近年は高齢者による交通事故リスクがよく取り上げられるが、地方では自動車が日常の移動手段として生活インフラとなっているケースがほとんど。特に過疎地ともなれば、買い物をする場所が自宅から離れている場合も多く、おいそれと免許を返納できない