「すずめの戸締まり」新海誠監督「双葉郡の風景を描かなければ、うそをつくことになる」 福島民報社単独インタビュー 2023/02/05 11:05 (C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会 (C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会 国道6号沿いの県内沿岸部に車を止め、美しい海を望む丘に降り立つ主人公たち。見渡すと、辺りには草が生い茂った集落が広がる―。新海誠監督(49)の最新アニメ映画「すずめの戸締まり」は、東日本大震災をテーマの一つとし、福島県などの被災地も描いた。新海監督は福島民報社の単独オンライン取材に応じ「双葉郡の風景を描かなければ、『すずめの戸締まり』でうそをつくことになると思った」と語った。 ■覚悟 映画は九州で暮らす17歳の高校生・鈴芽(すずめ)が主人公。全国各地の人影がなくなった廃虚で災いのもととなる「扉」を締めていく冒険物語となっている。 鈴芽たちは「帰還困難区域」