毎日新聞社と全国学校図書館協議会(全国SLA)が全国の小中高生を対象に毎年実施している「学校読書調査」の結果が「学校図書館」2021年11月号(全国学校図書館協議会)に発表された。 昨年2020年は新型コロナウイルス流行に伴う休校や時間差登校、図書館利用の制限などがあったことを踏まえて実施されなかったため、2019年以来2年ぶりの調査となった。 おそらく多くの人が気にするのは、コロナ禍によって読書傾向は変わったのか? という点や、最近の子どもは何を読んでいるのか? といった点だろう。 それぞれ見ていきたいが、後者に関しては2019年までとは集計方法を変えたため、コロナで傾向が変わったのか、集計方法を変えたことによる変化なのか見えづらいものがある。詳しくは後述するとして、まずはコロナ禍によって読書傾向が変わったのかから見ていこう。