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ブックマーク / gendai.media (484)

  • これは日本人研究者には書けない!? フランス屈指の東洋学者による〈世界レベル〉の仏教史、驚きの日本語版。(学術文庫&選書メチエ編集部)

    「世界三大宗教」といえば、キリスト教、イスラム教、仏教だ。しかしなぜ、この三つが世界に大きく広がったのだろうか。なかでも、日人にもっとも馴染みのある仏教は、日以外の国々ではどんな歴史をたどったのだろう――。『仏教の歴史 いかにして世界宗教となったか』(講談社選書メチエ)は、「日仏教」の枠を超えた〈世界標準〉の仏教史の入門書だ。著者は日文化の研究で業績を積んだ、フランスの研究者である。 「彼の頭の中は外国語のスーパーマーケットだ!」 「仏教の歴史」というと、昔ながらの仏教学者やお坊さんが書いた、「なんだか古臭い」とイメージしてしまうかもしれない。しかし、書は従来の日の「仏教史」とは全く違っている。第一章の冒頭には、こう書かれている。 〈ユダヤ教であれ、キリスト教であれ、イスラム教であれ、唯一神を中心とした「一神教」の宗教伝統の中だけでずっと生活してきた者にとって、仏教は常軌を外

    これは日本人研究者には書けない!? フランス屈指の東洋学者による〈世界レベル〉の仏教史、驚きの日本語版。(学術文庫&選書メチエ編集部)
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    rain-tree 2024/09/25
  • 東京女子大の「ルワンダ」広告炎上が起きた理由…ジェンダー平等へのバックラッシュは過去の出来事ではない(井戸 まさえ) @gendai_biz

    武士道』を著した新渡戸稲造と、日での女子教育の草分けであった安井てつを創設者とし、竹下景子、多部未華子などを卒業生とする東京女子大学が今年6月、挑戦的な車内広告を掲載し話題となった。同大学では来る2025年に学科再編を計画しており、この機に “ブランド変革”を行おうと「問いプロジェクト-TONJO QUESTION-」とするキャンペーンを開始した。 この広告もその一環で、その内容は学内から集まった合計196のアイディアをもとに、各学科の教員と学生により選定された7つの「問い」を示し、広く社会と共有し、共に議論しようというものだ。 この7つの「問い」、またその見せ方についてSNS上では大きな議論が巻き起こった。肯定的な意見の一方、SNSでは批判的な声も多く寄せられ、炎上を意図的に狙った「炎上マーケティングではないか」との声さえも上がった。事態を見かねて、関係者や教鞭をとったことのある研究

    東京女子大の「ルワンダ」広告炎上が起きた理由…ジェンダー平等へのバックラッシュは過去の出来事ではない(井戸 まさえ) @gendai_biz
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    rain-tree 2024/09/06
  • なぜ人類は「近親相姦」をかたく禁じているのか…ひとりの天才学者が考えついた「納得の理由」(奥野克巳)

    「人類学」という言葉を聞いて、どんなイメージを思い浮かべるだろう。聞いたことはあるけれど何をやっているのかわからない、という人も多いのではないだろうか。『はじめての人類学』では、この学問が生まれて100年の歴史を一掴みにできる「人類学のツボ」を紹介している。 ※記事は奥野克巳『はじめての人類学』から抜粋・編集したものです。 「インセスト・タブー」とは何か 人間が持つ根源的な「ルール」のひとつとして、「インセスト・タブー」が挙げられます。ここでは『悲しき熱帯』で出てきたナンビクワラを例にしましょう。ナンビクワラ社会では、「交叉いとこ」の男女同士は、生まれた時から「夫」や「」を意味する言葉で呼び合っていました。それは、ある男性にとっては、彼の父の姉や妹あるいは母の兄や弟の娘のことです。男性は、それらの娘のうちの1人とやがて結婚するのです。 その男性にとっては、逆に規則上、結婚を許されない女

    なぜ人類は「近親相姦」をかたく禁じているのか…ひとりの天才学者が考えついた「納得の理由」(奥野克巳)
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    rain-tree 2024/08/16
    “まずは交換されるという「現実」があるのです。人々は、そういうしきたりがあるために、交換を行っているのです。そしてその交換の体系には、人間が生きている秩序を成り立たせる「構造」が潜んでいます”
  • 「過疎地の復興はムダ」「移住を考えよ」…財務省財政審が能登半島地震の被災者に言い放つ「許しがたい棄民思想」(藤井 聡) @gendai_biz

    「被災地の多くが人口減少局面にある」から!? 今日は、南海トラフ地震の「注意」情報についてさらに書こうと思っていたのですが、目を疑うようなトンデモナイニュースが飛び込んできました。 「能登の復旧・復興『コスト念頭』 財務省、被災地は人口減」 ――財務省は9日、財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の分科会を開き、能登半島地震の被災地の復旧・復興は「将来の需要減少や維持管理コストも念頭に置き、住民の意向を踏まえ、十分な検討が必要だ」と訴えた。「被災地の多くが人口減少局面にある」ことを理由に挙げ「過去の災害の事例も教訓に集約的なまちづくり」を提言した。復興が格化する中、無駄な財政支出は避けたいとの立場を明確にした。―― 要するに財務省の財政審議会は、 「過疎地の復興は無駄」 だと断じ、 「そんな過疎地に住んでいた人間は移住しろ」 と言っているわけです。

    「過疎地の復興はムダ」「移住を考えよ」…財務省財政審が能登半島地震の被災者に言い放つ「許しがたい棄民思想」(藤井 聡) @gendai_biz
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    rain-tree 2024/08/14
  • 『虎に翼』が描く「悪意なき加害」が浮き彫りにする、日本社会の「悪気はないんだから」の功罪(田幸 和歌子)

    繰り返し描かれる「悪意なき加害」 『虎に翼』には、「善意と悪意」「善人と悪人」の二元論で処理できない「行動」や「感情」が多数描かれている。中でも形を変えつつ、幾度となく繰り返されるのは、「悪意なき加害」だ。 最初に印象的だったのは、穂高教授(小林薫)のエピソードだ。穂高教授は寅子にとって初めて話を遮らないで聞いてくれた大人で、寅子を法曹の世界に導き女性法曹の道を切り拓くと同時に、寅子の父の冤罪を晴らしてくれた人でもある。 一方、寅子の妊娠を知ると、「君の勤めは、子を産み母になることではないのかね?」「雨垂れ石を穿つだよ。君の犠牲は決して無駄にはならない」と“善意”で寅子を法曹の世界から排除した。 序盤から中盤で“悪人”に見えていたのは、梅子(平岩紙)の家族だろう。梅子を見下し、家庭に縛り付け愛人を作った夫や、家族の「扶(たす)け合い」という名目で梅子を家事要員や介護要員として扱う義母や子ど

    『虎に翼』が描く「悪意なき加害」が浮き彫りにする、日本社会の「悪気はないんだから」の功罪(田幸 和歌子)
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    rain-tree 2024/08/11
  • 「非行少年」の再犯率を下げるために「服役している凶悪犯」に面会させるプログラムの「衝撃の効果」…エビデンスに基づく警察・防犯政策の実例(杉谷 和哉) @moneygendai

    データやファクトに基づいて政策を作り、評価する。この、当たり前のような仕事がなかなか達成されないのはなぜなのか。無駄を排した合理的な政策というものは当に実現可能なのか。 日でも格的に導入されつつある「EBPM(エビデンスに基づく政策)」を軸に、現代の政策の在り方を考える話題の一冊『日の政策はなぜ機能しないのか? EBPMの導入と課題』(杉谷和哉)から一部を抜粋してお届けする。 EBPMの起源 「EBPM」という言葉そのものの起源は英国にあると言われています。1990年代後半から労働党の党首で首相の地位にあったトニー・ブレアによる政権(1997~2007年)が、EBPMを開始しました。当時、長らく政権の座にあった保守党から久々に政権の座を奪えた労働党でしたが、これまでの労働党とは違う、「第三の道」を打ち出したことが大きな勝因だったとしばしば指摘されています。 「第三の道」の中身は多様

    「非行少年」の再犯率を下げるために「服役している凶悪犯」に面会させるプログラムの「衝撃の効果」…エビデンスに基づく警察・防犯政策の実例(杉谷 和哉) @moneygendai
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    rain-tree 2024/08/03
  • 癇癪を起こす、ADHDの息子が怖い…自閉症スペクトラムの母親がいままで誰にも言えなかった「強烈な苦しみ」(南 和行) @gendai_biz

    癇癪を起こす、ADHDの息子が怖い…自閉症スペクトラムの母親がいままで誰にも言えなかった「強烈な苦しみ」 身近に発達障害を抱えていて親子関係で悩んでいる、苦しんでいる人はいませんか? または、もしかしたら、あなた自身が親子間の繰り返される問題に直面していませんか? ADHD(注意欠如・多動症)は、発達障害の1つで、不注意や注意持続の困難、衝動的な行動が特徴です。遺伝が影響することも多く、海外の研究では両親がADHDの場合、子どもがADHDになる確率は20~54%とされています。 ADHD専門のカウンセリングルーム「すのわ」の代表であり、臨床心理士・公認心理師の南和行さんが、「親子ともにADHD傾向のある人のトラウマ、親子関係の困難さ」の特徴と解決策を親の視点を中心に解説します。 小学2年生の息子を持つ尚子さんは、非常に真面目で不測の事態に柔軟に対応することが苦手です。一方で息子はだらしがな

    癇癪を起こす、ADHDの息子が怖い…自閉症スペクトラムの母親がいままで誰にも言えなかった「強烈な苦しみ」(南 和行) @gendai_biz
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    rain-tree 2024/08/01
  • 「行政のミス」をしつこく批判する人たちが気づいていない「委託仕事」という日本の問題点(大原 みはる) @moneygendai

    「役所や学校の不祥事」ではない 今年6月、千葉県印西市で、宛名に「様」を印字し忘れた約1万9千通の納税通知書を発送してしまい、市がおわびしたというニュースが報道された。 一方、名古屋市では、今年4月以降、市立小学校の部活動に指導者が来ない、研修を受けていない人が来るなどといった保護者からの苦情が殺到しているというニュースが流れた。 さらに遡った今年3月には、川崎市で、小学校の卒業証書の筆耕(毛筆で書くこと)のために用意された卒業生名簿を紛失した(後に発見)という報道もなされ、話題を呼んだ。 こうした話題に触れた読者諸氏とすれば、「ああ、また役所や学校の不祥事か」と思ったかもしれない。確かにその通りなのだが、厳密に言うと少し違う。 「様」をつけ忘れたり、部活の指導に来るはずだったり、名簿を使って証書に文字を書くことになっていたのは、役所や学校の職員ではなく、委託先である民間企業などのスタッフ

    「行政のミス」をしつこく批判する人たちが気づいていない「委託仕事」という日本の問題点(大原 みはる) @moneygendai
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    rain-tree 2024/07/28
  • なぜ「科学嫌いな人」が増えているのか…専門家が知らない「深刻な理由」(読書猿)

    古代ギリシャの原子論から、コペルニクスの地動説、ガリレオの望遠鏡、ニュートン力学、ファラデーの力線、アインシュタインの相対性理論まで、この世界のしくみを解き明かす大発見はどのように生まれてきたのか? 親子の対話形式でわかりやすく科学の歴史を描き出した新刊『父が子に語る科学の話』。連載では、26万部を超えるベストセラー『独学大全』の著者・読書猿さんによる解説をお届けする。 なぜ科学には「冷たい」イメージがあるのか? 「科学」と聞いて、思い浮かぶイメージは何だろうか? 白衣を纏い、無機質な実験室で黙々と研究に励む科学者の姿? 黒板を埋め尽くす数式や難解な専門用語? あるいは世界を変えるような画期的な発明の数々? 今日、科学を「役立たず」だと謗る人は多くない。「理解できない」と拒絶するのもはばかられる。科学はとても役に立っている。日常生活の隅々までいきわたり、我々の生活を支えている。 けれども

    なぜ「科学嫌いな人」が増えているのか…専門家が知らない「深刻な理由」(読書猿)
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    rain-tree 2024/07/21
    斜め読みなんだけど、分からないものに対する手段として(既存の宗教と)科学が追いつかなくなってきた&人間が(科学的思考のベースでもある)分からないものと対峙し続ける辛抱強さを失いつつあるって事じゃないか
  • 日本で一番「説明責任」を求め続ける朝日新聞から「回答期限4分前」に届いた「捏造疑惑記事への説明」の中身(林 智裕) @gendai_biz

    前編記事『朝日新聞福島総局長の捏造疑惑炎上ではっきりした「不安な空気」を創っては拡散する「風評加害者」の正体』では、朝日新聞の4月21日付記事アナザーノートに見られた、捏造を疑われるなど多数の問題について指摘した。後編では、筆者が5月4日に朝日新聞に送った質問状の内容と得られた対応について具体的に記していく。 不当な印象操作への「説明責任」 筆者が朝日新聞に送った質問書は、以下の通りである。 〈 4月21日付の朝日新聞福島総局長大槻規義記者による記事、アナザーノート『「総代で卒業の被災者」その注目がつらい 茶番に苦しんだ子どもたち』において、捏造を疑われる報道がありました。 この報道を巡りSNSでは「炎上」しており、避難や風評を経験しいまも苦しむ福島の被災者などからは重大な事実誤認がある、被災地を傷つける報道被害だという旨の声が殺到しています。事実関係を独自に調査した投稿の一つ、福島県議会

    日本で一番「説明責任」を求め続ける朝日新聞から「回答期限4分前」に届いた「捏造疑惑記事への説明」の中身(林 智裕) @gendai_biz
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    rain-tree 2024/06/23
  • 朝日新聞福島総局長の捏造疑惑炎上ではっきりした「不安な空気」を創っては拡散する「風評加害者」の正体(林 智裕) @gendai_biz

    捏造を疑われる記事内容 朝日新聞の4月21日付記事、アナザーノート『「総代で卒業の被災者」その注目がつらい 茶番に苦しんだ子どもたち』において、捏造を疑われるなど多数の問題が指摘される報道があった(記事は現在、公開当初の内容から一部が修正されている)。 ・論点の大前提・根幹となる情報が事実に反する嘘だった(誤報の原因追及と再発防止に対する説明責任) ・「」付で書かれた発言の裏取りが不明(取材の欠如と手法の正当性に対する疑念) ・実態と乖離した、不自然な当事者の論調(取材対象の偏向や恣意的な結論への誘導や印象操作に対する疑念) ・「注目がつらい」と訴える当事者を矢面に立たせ注目させたことの是非(報道被害への無配慮) ・問題解決に向けた、社会における理解と合意形成に逆行する(マッチポンプ・クレイム、利益相反行為に対する疑念) 以下、具体的に指摘していこう。 当該記事は大熊町出身の若者の視点と共

    朝日新聞福島総局長の捏造疑惑炎上ではっきりした「不安な空気」を創っては拡散する「風評加害者」の正体(林 智裕) @gendai_biz
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    rain-tree 2024/06/23
  • 人類究極のナゾ、「言葉」とはなにか…日本の哲学者が出した「驚きの答え」(藤田正勝)

    明治維新以降、日の哲学者たちは悩み続けてきた。「言葉」や「身体」、「自然」、「社会・国家」とは何かを考え続けてきた。そんな先人たちの知的格闘の延長線上に、今日の私たちは立っている。『日哲学入門』では、日人が何を考えてきたのか、その質を紹介している。 ※記事は藤田正勝『日哲学入門』から抜粋、編集したものです。 不可思議な「言葉」 一般に「言葉とは何か」ということを考えてみると、二通りの理解が成り立つように思われる。 第一に考えられるのは、言葉は、考えるための、あるいは考えたものを表現するための道具である、という理解である。つまり言葉は、あらかじめ存在している思考の内容──それは日語とか英語といった具体的な言語、自然言語以前のものと言わざるをえないであろう──に形を与えるものであるという考えである。 それに対して、第二に、思考は言葉を通してはじめて成立するのであり、言葉は思考の単

    人類究極のナゾ、「言葉」とはなにか…日本の哲学者が出した「驚きの答え」(藤田正勝)
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    rain-tree 2024/06/18
  • 突如、菩提寺が中国寺に…!檀家からは「仏罰が下る」の声…!日本の寺と神社を中国人富裕層が「爆買い」する「驚きの理由」(週刊現代) @moneygendai

    「宗教法人ほどおいしいビジネスはない」。取材に応じた中国人資産家は悪びれもせず語った。日人が知らぬ間に水面下で進行している中国人による「神社仏閣買収」……。その驚きの実態を明かす。 勝手に墓を移された 江戸時代初期に創建された大阪市住吉区の名刹「薬師寺」。約400年の歴史を誇り、地域住民に親しまれてきたこの寺が突如として“買収”されたのは、約4年前のことだった。 薬師寺に先祖代々の墓があった元檀家の男性(90代)はこう憤る。 「ある日、近所の人から『お前のとこの墓がなくなっとるで』と言われて慌てて見に行ったら、墓が寺の境内から市道脇に移されていたんです。堂も解体されていて……。 事情を聞くと、『どうやら薬師寺の住職が不動産会社に売却したらしい』と。そして、邪魔なお堂と墓を勝手に移したらしいですわ。そんなこと許されるんかと思いましたが、問い合わせをしても『法律上は問題ない』と言われるだけ

    突如、菩提寺が中国寺に…!檀家からは「仏罰が下る」の声…!日本の寺と神社を中国人富裕層が「爆買い」する「驚きの理由」(週刊現代) @moneygendai
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    rain-tree 2024/06/13
  • なぜ日本人は「社会」という概念がよくわからないのだろうか(宇野 重規,若林 恵,畑中 章宏)

    宇野重規・畑中章宏・若林恵の3氏による『『忘れられた日人』をひらく』発売記念トーク(2月20日、ジュンク堂書店池袋店)。今回はいよいよ、宮常一著『忘れられた日人』の質に三者三様の関心と切り口から迫っていく。 第1回はこちら:じつは、東日と西日は大きく違っていた…民俗学が明らかにした「社会構造」 「霊魂」から「民具」へ 畑中 柳田国男の民俗学と宮常一の民俗学は、究極的な目標、目的は変わらないんです。それは「経世済民」で、貧しい人が豊かになり、みんなが潤うことが初発の目的でした。しかも柳田は民俗学を始める前から、東京大学で農政学を学び、農商務省に入って、中農政策や産業組合を構想していたんです。 ところが、柳田自身の資質的なこともあり、民衆の暮らしがよくなるには民衆がどんなことを考えてきたのか、要するに心の深層に迫るべきだと考える。こうした問題設定は決して間違っていないんですが、

    なぜ日本人は「社会」という概念がよくわからないのだろうか(宇野 重規,若林 恵,畑中 章宏)
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    rain-tree 2024/06/11
  • じつは、東日本と西日本は大きく違っていた…民俗学が明らかにした「社会構造」(宇野 重規,若林 恵,畑中 章宏)

    2月20日に、ジュンク堂書店池袋店で『『忘れられた日人』をひらく――宮常一と「世間」のデモクラシー』(黒鳥社刊)発売記念トークイベントが行われた。 参加者はこの新刊で対談している民俗学者の畑中章宏氏とコンテンツディレクターの若林恵氏、加えて若林を聞き手として昨年秋に刊行された『実験の民主主義――トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ』(中公新書)の政治哲学者・宇野重規氏。 6月3日からは、畑中氏を指南役に起用したNHK Eテレの人気番組「100分de名著」で宮常一『忘れられた日人』が放送されているが、その予習としても楽しみたい、「民主主義」と「民俗学」と「世間」とをめぐる鼎談を4回に分けてお届けする。 民俗学と政治思想史 若林 『『忘れられた日人』をひらく』では宇野先生に帯の文言をいただいたんですよね。 宇野 「宮常一は民主主義の理論家だ!」って、すごいこと言ってますね

    じつは、東日本と西日本は大きく違っていた…民俗学が明らかにした「社会構造」(宇野 重規,若林 恵,畑中 章宏)
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    rain-tree 2024/06/09
  • 灘高と甲南女子大がコラボした「性教育」講座後に起きた「バカとエロの大縄跳び」の背景(おおたとしまさ)

    NHK朝の連続テレビ小説『虎に翼』、45話では視聴率が18%を超え、『カムカムエヴリバディ』以来の高視聴率が期待されている。作は女性で初めて裁判官となった三淵嘉子さんをモデルにしたドラマ。法科大学に「女子部」が設けられながらも魔女扱いされたり、「女子」の学ぶ場所が限定されていた過去のことが、“現代”と変わらないという意見も出ている。「男子校」「男子だけの学び」を、保守的な家父長制の象徴のように感じる人もいるのではないか。 では「男子校」は男女差別的な世の中の空気をつくり出す諸悪の根源なのだろうか? そんな疑問に対し、「性教育」を柱にして男子校の分析をし、男子校の今を伝えつつ、今の教育に必要なことを伝えるのが、教育ジャーナリスト・おおたとしまささんの『男子校の性教育2.0』(中公新書ラクレ)だ。「男子校」の歴史を振り返り、男女差別や中学受験ブーム、東大男女比率や少子化についての分析もしな

    灘高と甲南女子大がコラボした「性教育」講座後に起きた「バカとエロの大縄跳び」の背景(おおたとしまさ)
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    rain-tree 2024/06/09
  • Z世代は「これまでの日本」を見捨てる・その1~この国をいまだに蝕む明治以来ほったらかしの「ねじれ」の数々(河東 哲夫) @gendai_biz

    炎上、「✖✖ハラスメント」 昔から若者はこれまでの仕組みに反抗するものだけれど、結局はその仕組みに組み込まれていくもの。筆者の団塊世代は、1960年代、「体制」に抗議する学生運動を経験したが、卒業後はどこもかしこも終身雇用・年功序列の社会に絡め取られて身動きならず、どっぷりと既存の枠組みに浸かる羽目になった。大学でも役所でも企業でも「AはBより格が上」という格付け思想、「何やかや言っても、役人には逆らえない」という封建的志向、等々。 ところが今のZ世代は、気に入らないものには何でも「✖✖ハラスメント」と決めつけて、十把一絡げでゴミ箱に投げ捨てようとする。労働力不足の今、彼等の要求は通りやすい。しかし旧い体制を拒否するのもいいが、その後をどうするのか。日はどういう経緯で今のようになり、どこがどう捻じれているのか、どうすれば建前と音のずれがない、風通しのいい社会ができるのか。そのあたりを、

    Z世代は「これまでの日本」を見捨てる・その1~この国をいまだに蝕む明治以来ほったらかしの「ねじれ」の数々(河東 哲夫) @gendai_biz
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    rain-tree 2024/06/05
  • 【連続スクープ】『脳外科医 竹田くん』モデルの医師がついに「書類送検」された…渦中のA医師が直撃取材で語ったこと(週刊現代) @moneygendai

    「週刊現代」「現代ビジネス」が病院スタッフの内部告発にもとづいて報じた、『脳外科医 竹田くん』のモデルとされる医師の現在のようすが、医療界と世間に大きな衝撃を与えている。 そうした中、ついに警察当局が動いたとの情報がもたらされた。【「ひとりずつ、院長に呼び出されて…」『脳外科医 竹田くん』モデル医師を告発した、吹田徳洲会病院スタッフの怒りと絶望】に続いて報じる。 赤穂署内の「専従捜査班」 A氏は過去に在職していた赤穂市民病院と医誠会病院(現・医誠会国際総合病院)で人命にかかわる複数の医療ミスへの関与を疑われ、刑事・民事双方で訴訟を抱えている。 患者の中には、誌が以前当事者に取材して報じた通り、脊髄を損傷して体に重い麻痺を負った人もいる(詳細はこちら:【独占スクープ『脳外科医 竹田くん』モデルの患者が初証言…「脊髄がドリルに絡みついた」痛ましい手術ミスの一部始終】)。 しかし、現在のA氏は

    【連続スクープ】『脳外科医 竹田くん』モデルの医師がついに「書類送検」された…渦中のA医師が直撃取材で語ったこと(週刊現代) @moneygendai
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    rain-tree 2024/05/27
  • 映画「オッペンハイマー」は何が優れているのか、アメリカと日本の「決定的な違い」が見えてきた(堀 有伸) @gendai_biz

    映画「オッペンハイマー」を観てきた。良作だった。 この作品は2023年にアメリカで公開され、第二次世界大戦を扱った伝記映画として歴代最高の興行収入を記録するなど、世界中で話題となっている。しかし、この映画の注目すべき点はその興行成績だけではない。この映画がどのように原子爆弾の開発と使用に伴う罪悪感を扱っているのか、その点についてブログでは考察する。映画の詳細に触れるところがあり、ネタバレが含まれるので注意していただきたい。 二つの罪悪感について この作品は、原爆投下が必要だったという見解への反論を含みつつも、アメリカ国内で広く支持されている。この支持は、国際的な政治的駆け引きにもかかわらず、アメリカ人が内面の真実を優先したことを示しており、その点で尊敬に値する。 映画のラストシーンでは、オッペンハイマーの「一つの良い世界を破壊してしまった」という感慨が示される。このシーンは、彼の真の罪悪

    映画「オッペンハイマー」は何が優れているのか、アメリカと日本の「決定的な違い」が見えてきた(堀 有伸) @gendai_biz
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    rain-tree 2024/05/17
  • 「私は母と義父と同じ部屋で“川の字”になって寝ていて」…小児性愛者の医師と再婚した虐待母の「残酷な会話」の中身(清水 芽々) @moneygendai

    「もう何もしないから安心しな」 「毒親」という言葉が認知されつつある。 子供に悪影響しか及ばない親のことであるが、中には子供を利用してお金を稼ごうとする「猛毒親」も存在する。そういった親は、ときに小児性愛者に子供を売るようなマネをするが、そのなかに「子守り」という建前で世間を欺きながら、小児性愛者と子供を接触させる“ベビーシッター商法”ともいうべき卑劣な手口がある。 この被害者が谷澤エリカさん(仮名・15歳)だった。 エリカさんは9歳のときに、近隣住民の通報と警察の介入によって悪夢のような日々から解放されたが、その2年後、彼女を保護して面倒をみていた祖母が脳梗塞で倒れ、母親が引き取り手として彼女の目の前に現れた。 「35歳母親と「ベビーシッター」を名乗る男たちから受けた、性的虐待の数々…15歳の少女が社会に向けて「私の話を聞いて欲しい」と語る理由」に続き、清水芽々氏がリポートする。 エリカ

    「私は母と義父と同じ部屋で“川の字”になって寝ていて」…小児性愛者の医師と再婚した虐待母の「残酷な会話」の中身(清水 芽々) @moneygendai
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    rain-tree 2024/05/07