国境を越えて活躍するエンジニアにお話を伺う「Go Global!」シリーズ。今回も、米マイクロソフトの牛尾剛さんにお話を伺った。 前編では、米国マイクロソフトの開発最前線では、既にコーディングエージェントのブームは去り、AIは「当たり前のツール」として定着したこと、AIを10倍のアーマーとして着こなすためには「本体の強さ」と「人間同士のコミュニケーション」が重要だという話を伺った。後編では、AI利用にROIを求める企業への苦言や、牛尾さんの5年後の夢などを伺った。 AIが人間の業務を代替していく中で、不安を抱えているのはエンジニアだけではない。例えば営業などのビジネス部門では、自身の持つ「ドメイン知識」(特定の業界、業務分野の専門知識やノウハウ)を言語化してAIに与えてしまえば、自分たちの価値がなくなるのではないかという切実な悩みがある。 人間の「暗黙知」をAIに食わせることは、企業の生産

