電子技術専門誌『日経エレクトロニクス』が実施した分解調査から見えた「iPhone 5」の進化の秘密とアップルの“部品力”、そしてアップルの新たなビジネスモデルに迫る本連載。最終回は、iPhone 5に搭載したプロセサ「A6」の内部構造を解説する。 「iPhone 5」のプロセサは「A6」と名付けられている。アップルが自社開発したプロセサを最初に搭載したのは、2010年に発売した初代「iPad」だった。iPadに搭載したプロセサ「A4」を同年発売の「iPhone 4」にも採用、2011年に発売した「iPhone 4S」には第2世代の独自プロセサ「A5」を搭載した。第3世代品となるA6について、アップルはCPU性能とグラフィックス性能をA5に比べてそれぞれ2倍に高めたと説明している。 抜本的に変わったプロセサの設計 「日経エレクトロニクス」が外部の協力を得てA6の内部を観察した。するとA6の設
1983年に米コロラド州アスペンで開催された「International Design Conference」において故Steve Jobs氏が行った講演の全録音が公開された。同氏は30年近く前に「iPad」を予見していたのだろうか? 2012年8月、9to5Macは1983年にアスペンで開催されたInternational Design ConferenceにおいてSteve Jobs氏が20分にわたってスピーチを行った際の貴重な音源へのリンクを公開した。また、米国時間10月2日には9to5MacのJordan Kahn氏が、Jobs氏の20分におよぶスピーチと、その後の質疑応答を完全に含む、54分以上からなるJobs氏のビンテージものの講演を公開した。 このカンファレンスの音源は、InlandesignのJohn Celuch氏がカセットテープの形態でLife, Liberty, an
アップルファンから、「iPhone5がつまらない」、「iOS 6の地図機能には幻滅した」という話を耳にすることが多い。 うーん、そうかも知れない。 iPhone 5は2年ぶりのデザインリニューアルなのに、見たこともないような新機能を備えていない。事前のリーク情報でみた情報そのままだった、と言われれば、その通り。iOS6の地図については、ベータ版の段階から「本当にきちんとした出来になるのか」と心配されていたが、やはり、多くの人にとって満足にはほど遠い出来になってしまった。 でも、だ。 「彼がいれば、iPhone5はもっと面白くなった」、「彼だったら、iOS6の地図をあんな状態で世に出すことはなかった」、「彼なら、地図の出来が悪くても謝ったりはしなかった」と言うのは、違うと思うのだ。 スティーブ・ジョブズはすごい人だった。iPhoneが出来たのは、確かに彼のこだわりがあったがゆえだろう。しかし
米Appleが現地時間2012年9月21日に発売した最新スマートフォン「iPhone 5」に傷があるとの報告について、同社マーケティング担当上級バイスプレジデントのPhil Schiller氏は「アルミ製品には当然のこと」と答えたと、複数の米メディアが報じた。 Apple関連の情報サイト「9to5Mac」が読者から入手した電子メールのやりとりによると、読者は購入したiPhone 5の黒バージョンにこすったような傷やぶつけたような傷があるのに気づき、Appleに対応を検討しているか問い合わせる電子メールを送った。するとSchiller氏から返信を受け取り、メッセージには「どのようなアルミ製品も使っているうちに傷が付いたりはがれたりして、元の素材の銀色が露出する。これは当然のことだ」と記述されていた。 米Forbesは、9to5Mac読者が丁寧な文章で問い合わせたにもかかわらず、Schille
2012 年 9 月 26 日 追記しました。 要約エントリー。 元記事 : iPhone 5 website teardown: How Apple compresses video using JPEG, JSON, and <canvas> アップルのサイトの iPhone5 のページにある「スライドしてアンロック」のアニメーションが、信じられない実装になっている、という話。簡単に要約してみた。(ミスなどの指摘は @lowply までお願いします) もともと h.264 と WebM の動画フォーマット戦争でブラウザ互換性の問題がまだ残っている上、iPhone などは「再生ボタン」を押さないと再生できなかったりするので、こうした短いアニメーションに video タグを使うことは最適解ではなかったらしい。 そこで発想の転換をして、Retina MBP のページでは、蓋が開くたった 2
Appleは2009年、携帯電話の充電端子としてMicro-USBを使用した統一規格を採用するという欧州委員会との了解覚書(MoU)に署名していたが、iPhone 5がこれを無視したとして批判されているそうだ(ComputerworldUKの記事、 本家/.)。 このMoUは電子電気廃棄物を減らすため、2011年1月からの統一充電規格導入を目指すもので、Appleを含む14社が署名していた。他社は着実に統一規格の導入を進め、無線充電機能を備えるNokia Lumia 920もMicro-USBの充電端子を搭載している。一方、Appleが先日発表したiPhone 5は新たな独自規格のコネクターを搭載しており、統一規格の充電器が直接使用できないばかりか、従来のコネクターを搭載した周辺機器も使用できない(TechCrunch Japanの記事)。アダプターにより対応は可能だが、専用品となるため廃
アップルが新しく採用した「Lightning コネクタ」のアクセサリーには、認証チップが内蔵されているようです。[source: AppleInsider ] 「Lightningコネクタ」は、アップルが長年に渡り使い続けてきた「Dockコネクタ」に変わる新しい規格で、ピンの数を30本から8本への削減し、小型化されているのが特長。 既にiPhone 5、第5世代iPod touch、第7世代iPod nanoに採用され、今後発売されるiPhone・iPod ・Padもすべてこの新コネクタに統一されることが予想されます。 AppleInsiderによると、アップル純正の「Lightning USBケーブル」を分解したところ、中から認証チップらしきものが発見されたようです。 おそらくこの認証チップを内蔵していないと使えない仕組みで、「V+」ラインもチップを通しているため、充電のみのケーブルでさ
「社内政治は本当にキツい。マイクロソフトもすごいらしいですが、それに負けないくらいすごい」 「そもそも要求が無茶なんです。まずジョブズの思いつきから始まるわけです」 数々のヒット商品を生み出してきたアップル。世間では創業者の故スティーブ・ジョブズを、神様のように畏敬の念をもって崇める人々も多い。 だが、実際のアップルの現場では、多くの優秀な人材を集め、優れた製品やサービスを生み出すために、キレイごとだけでは済まされない、“超過酷な”社内政治やジョブズから出される“不可能に近い”要求に、社員は絶えずさらされているのだ。 アップルのスマートでクリエイティブなイメージの裏には、どんな姿が隠されているのか? 4月に発売され、IT業界のみならず多くのビジネスマンの間で好評を博している『僕がアップルで学んだこと』(アスキー新書)(http://www.amazon.co.jp/dp/404886539
被害に遭った元Gizmodo記者のマット・ホナン氏によると、ハッカー集団はAppleのテクニカルサポートへの“ソーシャルエンジニアリング”によってiCloudを乗っ取ったという。 米ブログメディアGizmodoのTwitterアカウントが乗っ取られ、8月3日(現地時間)の午後17時15分くらいから約15分間、人種差別的なツイートを数件投稿した(現在それらのツイートは削除されている)。この乗っ取りの足掛かりにされた同メディアの元記者で現米Wiredの記者であるマット・ホナン氏が、自身の個人ブログで経緯を説明した。 ホナン氏によると、まず米AppleのクラウドサービスiCloudのアカウントが乗っ取られ、そこから自身のTwitterアカウントと、リンクしたままになっていたGizmodoのTwitterアカウントの情報を盗まれたという。ホナン氏とGizmodoのTwitterアカウントを乗っ取っ
たった1700円で最高のクラウド世代Mac OSが手に入る――「OS X Mountain Lion」:ついに解禁(1/4 ページ) ついに待望の次期OS「OS X Mountain Lion」がリリースされた。細かい改良を重ね、200を超える新機能でブラッシュアップしたMoutain Lionは、iCloud連携でiOSの勢いも取り込み、さらに進化していく。その特徴を林信行氏が解説!! 派手さではなく洗練の深さで勝負 OS X Lionのリリースから1年と4日、ついに待望の次期Mac OS「OS X Mountain Lion」がリリースされた。 前バージョンの特徴は、アップルを時価総額で世界トップに押し上げた「iPhone」や「iPad」の特徴をMacに取り入れ、パソコンをiOS機器主流時代にあわせた機械に進化させようというものだった。名前に「Lion」の4文字を残した最新リリース「M
タブレット型多機能端末のデザインをめぐり、米アップルが韓国サムスン電子を訴えていた訴訟で、英高等法院は9日、「サムスンの商品はアップルほど格好良くない」としてサムスンの特許侵害を認めず、訴えを退けた。ロイター通信が報じた。 デザインの類似性をめぐる両社間の訴訟は世界各国で起きているが、優劣を理由とした判決は珍しいとみられ、勝訴したサムスンにとっては複雑な判定となった。サムスン側は「当社の知的財産を認めるものだ」と歓迎している。 争点となったのは、アップルのiPad(アイパッド)とサムスンのギャラクシータブの類似性。判決は「前から見ると同じ系列に見えるが、サムソンのデザインにはアップルが持つ控えめで極端なシンプルさはない」と理由を説明した。(共同)
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