このところ、飲酒運転事故についてのニュースがやたらに多い。事故ばかりでなく、飲酒運転で検挙されただけで新聞記者や公務員が懲戒免職になるケースが続発している。その発端は、明らかに8月25日の福岡の幼児3人死亡事故である。グーグル・ニュースで「飲酒運転 死亡事故」を検索すると、もっとも古い日付の記事としてこの事故が出てきて、その後1ヶ月で463件もの記事があるが、この前は1件もない。しかも「死亡事故」で検索すると、772件。死亡事故の記事の実に60%が飲酒運転のものだ。 では、飲酒運転による事故はそんなに増えているのか。これについて警察庁の交通事故統計(2005年)は、「飲酒運転による交通事故が大幅に減少した」としている。原付以上運転者の飲酒運転による交通事故は13,875件(構成率1.6%)で、前年と比較すると、大幅に減少(前年比−1,303件、−8.6%)している。飲酒運転による交通事故
最近飲酒運転が巷で問題になっている。もっと厳しくするべきだとかいう意見も多く出ているようで、私も基本的には厳しくすることに賛成だ。しかしながら、厳しくするというのは本当はとても難しいことなのだ。そもそも具体的に何をどう厳しくするのか考えなくてはならない。 まずアルコール量の基準値だが、これは現状でも相当に低い。どのくらい低いかと言うと、夜12時過ぎくらいに焼酎やウィスキーを飲んでいたら翌朝の6時とか7時に通勤のために車を運転したら酒気帯び運転で捕まる、くらいの低さだ。これ以上基準を下げたなら、車通勤の人はほとんど晩酌ができなくなってしまう。下手すると、酒を飲んでいなくても酒気帯び運転で捕まる恐れもある。お菓子類やノンアルコールビールにも微量のアルコールが含まれている。大量のアルコールの近くで働いている人などは、皮膚から吸収されるアルコールだけでも基準値を超えるかもしれない。そもそも飲酒運転
第28回 酔っ払い運転事故の真の加害者は誰か? リスクコンサルタント 浦嶋 繁樹氏 2006年9月14日 欄干の強度に問題はなかったか? 福岡で酔っ払い運転の車が家族連れの車に衝突、被害車両が海に転落し子供たちが死亡した。加害者が公務員であったことや酔っ払い運転を隠蔽した行為などから、激しくマスコミや社会からのバッシングが起こった。確かに酔っ払い運転での事故を起こした加害者に同情の余地は無いが、もう一人の加害者に注目していただきたい。 一部マスコミでも取り上げられているが、橋の欄干(ガードレール)の強度が歩行者用に作られていたため弱かったというのが、実は子供たちが亡くなった事の真相のようだ。あの事故で欄干の強度が保たれていれば子供たちは死ななくてよかった、普通の事故ではなかったのか。 この加害者はその直接原因(ぺリル)を作った事は攻められるべきだが、死亡事故に至る環境(ハザード
悲惨な飲酒運転による死亡事故が毎日大量に発生しているようですね。10年前に比べれば何倍にも増えているに違いありません。一方で最近はクルマは炎上しなくなったようですし,三菱自動車や三菱ふそうのクルマは故障しなくなったようです。分野は違いますが,シンドラーのエレベータも不具合を起こさなくなったようです。報道されなくなりました。 下の文章と図は↓から引用してきたものです。 交通事故統計(2006/7末) http://www.npa.go.jp/toukei/koutuu35/20060825.pdf おやっ! 10年前は800件近くあった飲酒運転による死亡事故が半減しているではありませんか。赤の折れ線がそうです。しかも前年比では7件+1.7%をとらえて増加傾向にあるなんて言ってしまっています。実質的に危険運転致死罪が適用になったのはH14年からなので,半減のうち半分は厳罰化効果でしょう
<mixiコミュの『ロジカル・シンキング』からいらっしゃった方々へ> こちらもごらん頂ければ幸いです。 ⇒ http://d.hatena.ne.jp/ryozo18/20061003/1159822494 最近、飲酒運転の報道がやけに目に付くようになった。先月の福岡での事件が大きな契機になったんだろうが、特に運転していたのが公務員だったことが問題を大きくした感じだ。で、ネット上を見て回ってたら問題が色々と錯綜してて、なんかよくわからなくなった。ここでは自分なりにこの問題を整理してみる。 まず、大前提として「飲酒運転は正常な判断力を鈍らせ事故の確率を大幅に高める」ということは明言しておく。飲酒運転を擁護するつもりはまったくない。 そもそも飲酒運転は横行してるのか? まずは、飲酒運転の実態はどうなっているんだろうと思って警察庁のデータを調べてみた。すると次のような事がわかる。(統計(警察庁)
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