今年度末までに大阪府立中央図書館(東大阪市)に移転が決まっている国際児童文学館(吹田市)について、府教委は19日、府の戦略本部会議で、建物を撤去した場合、10年間で4億5600万円節減されるとの試算を明らかにした。 府教委によると、移転した場合、運営維持費などの節減額は10年間で6億4300万円。建物の解体などで計1億8700万円かかっても、4億5600万円の節減になるという。 また中央図書館での業務を円滑に行うため、平成22年度から3年間、文学館の研究員を常勤、非常勤で1人ずつ雇用することを決めた。