昨年3月に定期運転を終え、イベント列車として生き残ってきたJR九州の寝台列車(ブルートレイン)が20日、北九州市の門司港駅から最後の運転に旅立った。 電気機関車と客車6両で、長崎まで往復後、大分、宮崎経由で鹿児島中央まで走る。23日正午前、門司港に帰った後、隣接する九州鉄道記念館で、思い出のヘッドマークを付けた「さよなら撮影会」で有終の美を飾る。 この日、門司港駅には約300人の鉄道ファンらが詰めかけた。福岡県筑紫野市の幼稚園児中村海斗君(6)は父親の会社員幸正さん(40)、妹と駆けつけ「ブルトレに乗ったのは1度だけだったけど、青い色の車体が大好きだった」と盛んにシャッターを切っていた。