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4月2日(土)に、被災者支援のため現地視察に行ってきました。 宮城県の北東部、南三陸町です。津波で一瞬で町がなくなり、町民約18000人のうちこれまでに437人の死亡が確認され、行方不明者も630人を超えるとみられています(4/11のフジニュースによる)。現在も約1万人の町民が避難生活を送っています。 午後4時過ぎ、緊急自動車に同乗させていただき、本吉街道から川沿いに町にはいると、途中から一気に川の両側に堆積物が積み重なっていました。さらに川沿いの道を行くと、前方には高い建物がほとんどない、ほぼ真っ平らな荒れ地が広がっています。 ですがここに町があったことが、残骸から想像できました。周囲の建物が流されて目印になるものが何もなく、非常にわかりにくくなっています。 人の営みの一切合切が暴力的に破壊し尽くされた跡の広がっている、すさまじい光景。 あまりもの被害の大きさに絶句しました。 戻ってから
東日本大震災以降、日本のみならず世界のサッカーファミリーが被災者の支援のために素早いアクションを取った。その1つの例が、4月13日にアムステルダムで行われたアヤックスと清水のチャリティーマッチだろう。4万人に迫る観客が集い、600万ユーロ(約7億2000万円)を超える義援金が集まったという。1人の日本人としてチャリティーマッチにかかわってくれたオランダのサッカーファミリーに心から感謝したい。 震災以降、無力感と戦いながらも1人のサッカージャーナリストとして「自分にできること」を必死に考えてきた。微力ではあってもサッカーを通して、サッカーの取材を通して、被災者はもちろんのこと、今回の震災で心を痛めたすべての日本人を勇気づけられるようなことがあるのではないか。何かできるのではないか。サッカーにかかわるわれわれ1人ひとりの微力が集結すれば、それは大きなチカラとなるかもしれない。最終的にサッカー
◇科学的教養、必要な時代 限られた資源をどう配分するか--すべての人の要求を満たせない以上、あれもこれもは不可能。だから厳しくても優先順位を決め、より多くの同意を得ながら事を進めていくというのが本来の「政治」の役割だ。しかし、同時に民主主義国家においては、権利と義務はセット。今回の電力問題のように技術や科学がからむ資源配分の問題では、有権者の側にもその問題を理解する努力が求められる。 まず理解しないといけないのは、電力網というシステムが、不断の努力でバランスを取っている「動的平衡系」だということだ。電力の需要と供給は常にある幅の中でバランスをとっていなければならない。多すぎても少なすぎても破綻する。本格的な理解をするには電気工学の高度な知識が必要となるが、近いアナロジーとしては「手すりのないシーソー」がいいだろう。 シーソーの一方が需要側。何千万もの利用者がスイッチをオン・オフするたび、バ
茨城県大洗町を拠点に活動していた暴走族の解散式が17日、水戸署で行われた。今後、津波で大きな被害を受けた同町の復興のため、がれきの後かたづけや浜辺の清掃などを行うボランティアチームとして再出発する。 解散したのは、同町の高校生など15人で構成された「全日本狂走連盟愚連隊大洗連合ミスティー」。メンバーが入れ替わりながら約30年間、同町や水戸市などで、集団でバイクを乗り回し、爆音を響かせてきた。 解散のきっかけは東日本大震災。避難所などで「敵」と思い込んできた近所の大人や警察官から「飲む水はあるのか」などと気遣われ、「暴走なんかしている場合じゃない」という気持ちが強くなったという。泥まみれになった町役場の清掃に参加するメンバーも現れた。 解散式では、暴走族の少年総長(16)が「今まで地域の人に迷惑をかけた。今後、暴走行為は行わない」などと宣誓書を読み上げた。「族旗」も水戸署大洗交番所長に手渡し
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