夏の節電対策で7月から多くの企業が週末勤務やサマータイム制の導入を予定する中、自治体が保育園での週末保育や保育時間の延長に踏み切る動きが広がっている。 厚生労働省も日曜保育などの需要調査を進めており、実施する自治体には財政支援を行う方針だ。 神奈川県海老名市では7月から9月まで、中心部にある市立保育園1か所で日曜の保育を実施する。市内全域から希望者を受け入れ、各市立園の保育士らが交代で保育にあたる。 長男(1)を預け大手電機メーカーで働く母親(40)は「職場では多くの人が7月から土日出勤になるので、週末保育はありがたい。ただ、1時間400円の利用料は負担だ」と話す。同市の調査では、市内の園児約60人の保護者から「利用したい」との回答を得たという。