待機児童問題が依然として続く中、子どもの保育園探し=「保活」のしれつさも指摘されて久しくなります。この夏、福岡から東京に転勤した私の前に立ちはだかったのは、厳しすぎる「転勤族の保活」の壁でした。壁に立ち向かう中で感じたのは、女性が男性同様に転勤しながら働き続けることを社会が想定していないこと。私の保活体験記です。(社会部記者 小林さやか) 記者歴11年。福岡で記者をしていた私に「異動の可能性がある」という話が舞い込んだのは、ことしの春のこと。 7月の定期異動で、どうやら転勤先は東京かもしれない。キャリアアップを目指し、望んでいるはずの異動ですが、真っ先に脳裏をよぎったのは、就学前の子どもたちの預け先の確保。 これまでも、福岡で「保活」の厳しさは重ね重ね理解していただけに、より激戦区の東京で、到底、保育園に入れる気がしない…。異動の内示を待っていては手遅れになる。絶望的な気持ちを奮い立たせな
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