サービスレベル目標(SLO)とは、ユーザーの満足度に強い相関があるメトリクスを用いた、開発と運用の目安となるものです。SLOに基づいた運用は、ユーザー視点で高い信頼性を持つサービスを提供する上で最も重要なプラクティスであるとともに、ビジネス指標に紐づく運用方法でもあります。本書は、SLOを導入する際に必要となる基礎概念、実装、文化を解説します。 はじめに、SLOの概要、サービスレベル指標(SLI)の設定、エラーバジェットの使い方などSLOの基本について説明します。そしてSLIとSLOの計測、確率と統計を使ったSLOの活用法、SLOを組み込むアーキテクチャやシステムについて解説します。さらに、組織内での同意の獲得やSLOの提唱など、SLOに基づくアプローチをチームや会社全体に根付かせる効果的な方法を紹介します。 本書への推薦の言葉 序文 監訳者まえがき はじめに 第I部 SLOの開発 1章
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