米カリフォルニア州で活動するアーティストのメリー・コアさんは、愛する者の思い出を形に変え、美しいジュエリーを作り上げている。亡くなった人の遺灰を使い、丸いガラス玉の中に息をのむほどに美しい宇宙を閉じ込めたようなペンダントを製作するのだ。 ペンダントを身に着けることで、個人との思い出が蘇ってくる。星となった故人が常に見守ってくれているようなぬくもりをも感じる。すべて手作業で丹念に作るので1日8個までしかできないが、注文が殺到しているそうだ。 遺灰を使ったコアさんのジュエリーの製作過程はこうだ。まずコアさんは依頼を受けると顧客にブリキ缶を送る。顧客は愛する者の写真やエピソードと一緒に、その缶に遺灰をいれて送り返す。それらを受け取るとコアさんは、その亡くなった人の事を心に思い浮かべながら、ペンダントを作り始める。コアさんは、1つ1つのジュエリーにポジティブな気持ちと敬意がこもるように、最大の努力