新型コロナウイルスの影響で、育児をしながら在宅勤務をした男性のおよそ6割、女性のおよそ9割が「仕事に支障を感じた」と考えていることが民間のシンクタンクが行ったアンケートで分かりました。担当者は「子育て期の社員は家庭の状況が仕事に影響するので、企業は社員一人一人の状況をより把握することが重要だ」と指摘しています。 調査は、野村総合研究所が先月、全国の従業員500人以上の企業で働く正社員のうち新型コロナウイルスの影響で在宅勤務をした5000人余りを対象にインターネットを通じて行いました。 この中で、在宅勤務によって生活の充実度がどう変化したか尋ねたところ、「充実度が下がった」という人が23%だったのに対し、「充実度が上がった」という人が42%と、およそ2倍に上りました。 また、小学生以下の子どもがいる人に在宅勤務による生活の変化を尋ねたところ、男性の59%が「育児と仕事が両立しやすくなった」と