2016 - 11 - 27 アシュリー治療と「人間の尊厳」に関する、ピーター・シンガーの文章 生命倫理 倫理学 www.nytimes.com 今回紹介するのは 倫理学 者の ピーター・シンガー が2007年のニューヨーク・タイムス誌に掲載した記事。日本では「アシュリー事件」として有名な、アシュリー・Xに対する治療について肯定的に論じた記事である *1 。 尚、この記事が掲載された5年後の2012年にも、シンガーはアシュリー事件に関する記事を英国のガーディアン誌に掲載している。議論の趣旨は変わっていないが情報がアップデートされているので気になる人はこちらも読んでほしい *2 。 「便利な真実」 by ピーター・シンガー *3 ある若い女の子の身長と体重を通常以下に抑え続けるためにホルモン治療をして、彼女の子宮や乳房が発達しないようにそれらを切除するということは倫理的であり得るだろうか?こ