第3世代の“新しいiPad”は、従来のiPad 2から大幅な進化を遂げた。 2048×1536ドット(264ppi)の9.7型Retinaディスプレイや、4つのグラフィックスコアを持つデュアルコアプロセッサ「A5X」などの高性能と、最大約10時間というバッテリー駆動時間を両立しながら、iPad 2に近い薄型軽量ボディを実現しており、タブレットデバイスとしての完成度は高い。2012年3月16日の金曜日に発売され、その週末だけで300万台売れたという人気ぶりもうなずける。 それでは、新しいiPadに死角はないのか? 意見が分かれるところだが、販売開始からいくつかの問題を指摘されているのは事実だ。特に発熱の問題は海外メディアでの報道をはじめ、さまざまなユーザーの声が挙がっている。基本スペックとバッテリーの強化に伴い、iPad 2よりもボディが発熱しやすくなったというのだ。実際、筆者も1カ月ほど新