ここまで数多くの作品が公開延期を余儀なくされ、ディズニーに至っては自社の大作を自社配信サービスに還元する形で公開するといった対策を講じてきました。 この状況下で海外ではアニメ映画『Trolls』が配信公開で大ヒットし、ディズニーも『ムーラン』のプレミアムアクセス権の販売で手ごたえを感じているようです。 ディズニーは既にこの冬に公開を予定していた『ソウルフルワールド(原題:Soul)』を配信公開にすることも検討しています。 そんな中で今回の『TENET テネット』がこの8月~9月に劇場公開に踏み切ったのは、観客に映画館で作品を見ることの意義や醍醐味を改めて思い出してほしいという制作側の強い要望があったからだと言われています。 『TENET テネット』には2.05億ドルの予算がかけられているとも言われており、これを回収するためには少なくとも全世界興行収入でこの2倍の数値を記録する必要があります