イラン通貨大暴落 革命以降最安値 1月19日 4時51分 核開発を続けるイランに対して、欧米諸国が原油を対象にした経済制裁の強化を進めるなか、イランの通貨が大暴落し、33年前のイスラム革命以降で最安値を記録するなど、国内経済への影響が広がっています。 イランの核開発問題を巡っては、アメリカがイラン中央銀行と取り引きする金融機関をアメリカ国内から事実上締め出すことで、各国がイランから原油を輸入するのを難しくする法律を施行したほか、EU=ヨーロッパ連合もイランの原油の禁輸措置に向けた最終調整に入るなど、イランに対する包囲網が狭まっています。こうしたなか、イランでは、経済の先行きへの不安から、年明け以降、現地通貨「イランリアル」から、より安定したドルや金などに交換する動きが相次いでいるため、「イランリアル」が暴落し続け、18日、33年前のイスラム革命以降で最安値を記録しました。首都テヘランでは、
東工大 研究室が不適切な経理 1月19日 22時8分 東京工業大学の次の学長に就任する予定の教授の研究室が、研究費の一部を取り引き業者に預けるなど、不適切な経理処理を行っていたことが分かり、大学は、教授の処分について検討することにしています。 不適切な経理処理を行っていたのは、東京工業大学の次の学長に就任する予定の岡崎健教授の研究室です。大学が設置した調査委員会によりますと、岡崎教授の研究室は平成16年度の研究費の一部127万円余りを、取り引き業者に預けておいて、次の年度に購入したノートパソコンなどの代金に充てるなど不適切な経理処理を行っていたということです。調査ではこうした経理処理は研究室の別の教員が行っていて、岡崎教授は直接、関わっていなかったということですが、研究室の管理者として一定の責任があると結論づけています。これについて岡崎教授は、「経理の適正管理に努めてきたつもりでしたが、研
土の除染作業中 作業員死亡 1月17日 22時35分 福島県の中学校で放射性物質に汚染された土の除染作業に当たっていた59歳の男性作業員が、死亡しました。 17日正午ごろ、東京電力福島第一原子力発電所からおよそ23キロ離れた福島県広野町の中学校で、テニスコート脇の表面の土を削る除染作業に当たっていた59歳の男性作業員が倒れているのを、近くにいた同僚が見つけました。男性は心肺停止の状態で、ヘリコプターでいわき市内の病院に運ばれましたが、午後2時すぎに死亡が確認されました。死因についてはまだ分かっていないということです。除染作業を行う日本原子力研究開発機構によりますと、男性は地元の建設会社の社員で、先月から20日余りにわたり作業を続けてきました。現場の放射線量は、地表で1時間当たり0.9マイクロシーベルトで、男性の16日までの被ばく量は合計で0.1ミリシーベルトとなっていて、原子力研究開発機構
阪神・淡路大震災から17年 1月17日 4時26分 6434人が亡くなった阪神・淡路大震災から17日で17年になり、神戸市などで犠牲者を追悼し、震災の体験を語り継ぐ行事が早朝から行われます。ことしは、東日本大震災が起きた時間にも黙とうがささげられ、17年前の経験や教訓を今後どう生かすか、共に考える一日になります。 神戸市中央区の公園、「東遊園地」で行われる追悼行事では、16日、ろうそくを入れた竹の筒が、地震があった日を表す「1.17」の形に並べられました。17日早朝に火がともされ、地震が起きた午前5時46分に集まった人たちが黙とうします。被害が特に大きかった地区で進められた区画整理による街づくりは、去年、完了しましたが、再建された商店街ににぎわいをどう取り戻すのか、課題が残されたままです。また、神戸市で震災を経験していない人は人口の3分の1を超え、次の世代に震災の経験をどう伝えていくのかも
3号機 ベントで水素逆流し爆発か 12月29日 5時41分 東京電力福島第一原子力発電所の3号機で、格納容器の気体を放出する「ベント」を行った際、水素が別の配管を逆流して、原子炉建屋に流れ込み、水素爆発を起こした可能性があることが新たに明らかになりました。 福島第一原発の3号機は、3月14日に水素爆発を起こしましたが、前日の13日以降、格納容器の圧力を下げるため、中の気体を外部に放出する「ベント」を、複数回行っています。東京電力が、最近になってベントの配管から枝分かれして原子炉建屋につながる別の配管を調べたところ、ベントで放出された水素を含む気体が流れ込んだ跡があることが分かりました。この配管には、弁と気体の逆流を防ぐ装置がついていましたが、弁は、電源がなくなると自動的に開く構造になっていたほか、逆流を防ぐ装置も気密性が低く、ベントで放出された水素が配管を逆流して、建屋に入り込み水素爆発を
高校生宅から20本余の刃物 12月6日 17時50分 埼玉県三郷市で中学3年の女子生徒が刃物で切りつけられた事件で、殺人未遂の疑いで逮捕された男子高校生の自宅から20本余りの刃物が見つかったことが警察への取材で分かりました。生徒は逮捕されたとき、なたやナイフを隠し持ち、「歩いている人を殺そうと思った」などと供述していたということで、警察が動機などを詳しく調べています。 先月18日、三郷市の路上で15歳の中学3年の女子生徒が刃物で切りつけられてけがをした事件で、警察は5日夜、三郷市に住む通信制高校2年の16歳の男子生徒を殺人未遂の疑いで逮捕しました。生徒は、三郷市の事件と今月1日に千葉県松戸市の路上で小学2年生の女子児童が刺された事件について、いずれも関与を認め、「女性を狙った」と供述しているということです。警察には生徒がナイフを持ち歩いているという情報が寄せられ、警察が5日、自転車で自宅を
福島の特産品 NYで売り込み 12月2日 14時10分 東日本大震災からまもなく9か月となるのを前に、福島県の特産品をニューヨークでPRして、復興への意気込みを示そうという取り組みが始まりました。 この取り組みは、福島県の商工会議所青年部と在ニューヨークの日系企業などが協力して立ち上げたもので、今後、ニューヨークで福島をPRするさまざまなイベントを行う予定です。取り組みのスタートを記念して、1日、ニューヨークの日本総領事公邸で開かれたレセプションでは、震災発生直後の被害状況を捉えた写真が展示され、福島の漆器やこけしなどの特産品も並べられました。日米から参加したおよそ200人は、まず震災の犠牲者のために黙とうをささげたあと、廣木重之総領事が「被災地の復興のために、ニューヨークからも声援を送ってあげてほしい」とあいさつしました。原発事故以来、福島産の食材はアメリカへの輸出の規制対象となっていま
電力業界 政界に多額の献金 11月30日 19時7分 全国の電力会社は、公益事業であることを理由に政治献金の自粛を打ち出しています。しかしその一方で、役員らの個人献金や労働組合などの献金の形で、去年までの3年間に少なくとも4億8000万円が政界に渡っていたことが、NHKの取材で分かりました。 全国の電力会社は「公益事業を行う立場としてふさわしくない」という理由で、昭和49年から政治献金の自粛を打ち出し、企業としての献金は行っていません。しかし、昭和50年代から沖縄電力を除く全国の9つの電力会社では、役員らが、自民党の政治資金団体の「国民政治協会」に毎年、献金を続けていました。政治資金収支報告書を基にNHKが調べたところ、去年までの3年間に、各電力会社の役員や管理職など少なくともおよそ700人が、合わせて1億1700万円を寄付していたことが分かりました。関係者によりますと、東京電力では、例え
復興計画に全原発廃炉明記へ 11月30日 18時27分 福島県の佐藤知事は、年内の策定を目指す県の「復興計画」で「東京電力と国に対して、県内のすべての原発を廃炉にすることを求める」とする文言を盛り込む考えを明らかにしました。原発立地県の知事が廃炉を求める考えを明言するのは初めてです。 これは、30日、福島県の佐藤知事が記者会見して明らかにしました。この中で、佐藤知事は原発との将来の関わり方について「雇用など原発が地域経済に及ぼす影響や自治体の財政に対する影響など、さまざまな観点から議論を重ねてきた」と述べました。そのうえで「若者や子どもたちが安心して暮らせる福島県の復興のために、原発がない福島県を目指し、『東京電力と国に対して、県内のすべての原発を廃炉にすることを求める』と復興計画に明記することにした」と述べました。東京電力は、県内の10基の原発のうち、重大な事故が起きた第一原発の1号機か
コメで新たに基準超え放射性物質 11月25日 19時34分 福島市の大波地区で収穫されたコメから、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、福島県が大波地区で生産されたコメが入ったすべての袋を調べたところ、新たにこの地区の別の5戸の農家のコメから国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されました。このうち1戸の農家のコメからは、国の暫定基準値の1キログラム当たり500ベクレルを大幅に超える1270ベクレルの放射性セシウムが検出されたということで、福島県が、現在、詳しい状況を説明しています。この地区のコメについては、今月17日に国から出荷停止の指示が出ていて、県によりますと、市場には流通していないということです。
エジプト内閣総辞職表明で混乱 11月22日 18時1分 軍の暫定統治に抗議するデモが続くエジプトで、内閣が突然、総辞職の意向を表明するなど、政治レベルでも混乱が広がっており、民主化に向けた来週からの議会選挙の実施に影響が及ぶことを懸念する声も出ています。 エジプトでは、軍の暫定統治に不満を抱くデモ隊と、治安部隊の衝突が続いており、政府によりますと、この4日間で少なくとも24人が死亡、1900人以上がけがをしました。カイロ中心部のタハリール広場では、数千人のデモ隊が依然占拠を続けており、周辺では、デモ隊と治安部隊の衝突で、至る所から黒煙が上がっているほか、デモは、ほかの地方都市にも拡大しています。こうしたなか、21日夜になって、シャラフ首相率いる暫定政権の内閣が突然、総辞職の意向を表明し、決定権限を持つ軍の最高評議会は、辞職を受理するかどうか態度を明らかにしておらず、政治レベルでも混乱が広が
「iTunes」不正利用が多発 11月18日 4時0分 アメリカのアップルが運営する世界最大のインターネットの配信サービス「iTunes(アイチューンズ)」で、利用者がソフトを勝手に購入されるトラブルが国内で増えて、ことし7月以降で4000件近くに上ることが分かりました。 「iTunes」は、アメリカの大手コンピューターメーカーのアップルが運営する配信サービスで、利用者はIDとパスワードを登録したうえで、クレジットカードなどを使って音楽やゲームなどのソフトを購入します。複数のカード会社によりますと、国内の利用者のIDが何者かに不正に利用され、ソフトを勝手に購入されるトラブルがこのところ増えて、ことし7月以降で少なくとも4千件近くに上るということです。カード会社によると、ほとんどのケースでは不正に利用されたことが認められ、利用者は代金を払わずに済んでいるということです。アップルの日本法人では
北海道や中国・四国にも拡散か 11月15日 5時11分 東京電力福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質は、北海道や中国・四国地方にまで拡散し、土壌に沈着した可能性があるとするシミュレーションの結果を名古屋大学などの研究チームがまとめました。 研究チームでは「除染が必要なほどではないものの、全国で土壌調査を行うべきだ」としています。名古屋大学などの国際研究チームは、原発事故のあとの3月20日から1か月間、各地で実際に計測された放射性物質のデータを地球全体の大気輸送モデルと組み合わせ、シミュレーションを行いました。その結果、事故で放出されたセシウム137の一部は、北海道や中国・四国地方にまで拡散し、雨などの影響で土壌に沈着した可能性があることが分かったということです。セシウム137は半減期が30年のため、影響が長く残るとされていますが、土1キログラム当たりの濃度は、高いところで、北海
小惑星が月より近づき通過へ 11月5日 12時57分 NASA=アメリカ航空宇宙局は、日本時間の今月9日、小惑星が地球に月よりも近づいて通過すると発表しました。 これは、NASAが4日までに発表したもので、「2005YU55」と呼ばれる直径400メートルの小惑星が、日本時間の今月9日の午前8時半ごろ、地球からおよそ32万キロ離れた宇宙を通過するということです。これは月の軌道よりも6万キロほど地球に近い距離で、これほど大きな小惑星が地球の近くを通過するのは、1976年以来、35年ぶりだということです。NASAは小惑星が地球に衝突する可能性はないとしたうえで、研究者が地上から小惑星を分析できる珍しい機会だとしています。NASAでは、通過する小惑星を今月6日からアメリカ西部カリフォルニア州にあるレーダーなどを使って追跡し、その詳しい形状や軌道を分析することにしています。
急降下の機体“ほぼ背面飛行” 9月28日 18時34分 今月6日、羽田空港に向かっていた全日空の旅客機が、静岡県の沖合の上空で機体が急降下し、客室乗務員2人が軽いけがをしたトラブルは、機体が背面飛行に近い異常な姿勢で傾きながら急激に降下していたことが、国の運輸安全委員会の調査で分かりました。 このトラブルは、今月6日の夜、静岡県の沖合の上空で、那覇発羽田行きの全日空140便、ボーイング737型機が、突然、大きく傾きながら急降下したもので、客室乗務員2人が足や首に軽いけがをしました。原因は、副操縦士がトイレから戻った機長のために操縦室のドアの鍵を開けるスイッチを操作しようとして、間違えてすぐ近くにある垂直尾翼の方向舵を動かして機体をコントロールするスイッチをひねったことでした。機体は、およそ30秒間で1900メートル降下していましたが、その後、国の運輸安全委員会が機体の動きなどが記録されたフ
放射線量長期予測の電子地図 9月18日 11時33分 東京電力福島第一原子力発電所の事故で、福島県を中心とした2200余りの地点ごとの5年後までの放射線量の移り変わりを示した電子地図を大阪大学の研究グループが作成しました。19日から大阪大学核物理研究センターのホームページで公開されます。 電子地図を作成したのは、大阪大学核物理研究センターの谷畑勇夫教授らのグループです。研究グループでは、福島県を中心とした2200余りの地点で、文部科学省が調査したデータを基に、放射性セシウムが時間とともに減少していく割合を考慮して、それぞれの地点の放射線量を5年後まで計算しました。そして、上空から撮影した写真を見ることができる「グーグルアース」のサービスと組み合わせ、雨や風、それに除染などで放射性物質が移動しなかった場合に、予想される放射線量の移り変わりを、選択した時期や地点ごとに棒グラフで示す電子地図を作
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