福島県産のコメから国の暫定規制値(1キロあたり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されて出荷停止になるなど、食物の放射能汚染が止まらない。体内に取り込むと放射線のダメージが続くため、影響を受けやすい小さな子供を持つ家庭は心配なはずだ。内部被曝を避けて身を守るには、日々の調理で何を注意すればよいのか。専門家が、放射能汚染食品の「除去法」を語った。 福島県は2日、福島市渡利地区などの農家5戸が生産したコメから、暫定基準値を上回る最大590ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。 政府によるコメの出荷停止措置はこれまで2例あった。11月29日に福島県伊達市、同17日に福島市大波地区で生産されたセシウム汚染米に対し、それぞれ出荷停止の指示が出されている。 同15日には福島県国見町産の干しシイタケから基準値を超える放射性セシウムが検出されたほか、栃木県では14日、日光市産の原木