ロシア南部クラスノダール地方で9月、殺人容疑で拘束された夫婦の住宅から塩漬けにされた人体や人肉の可能性がある食べかすなどが発見され、社会に衝撃を与えている。犠牲者は30人に上る可能性があり、ロシア史上最悪の人肉食事件との報道もある。ロシアでは過去数年だけでも複数の残虐な人肉食事件が発生。多くは犯人の精神的な異常が指摘されているが、このような猟奇的事件には、ロシア特有の「負の特性」が作用しているとの指摘もある。 (モスクワ 黒川信雄) 偶然の事件発覚 クラスノダールで9月11日、道路工事現場に携帯電話が落ちているのが見つかった。そこには、バラバラに切断された遺体と男の写真が保存されていた。驚いた工事現場の作業員が警察に届け出た。事件の発覚はまったくの偶然だった。 警察は携帯電話の持ち主の男(35)とその妻の家を捜索。家からは塩漬け状態の人肉が見つかったほか、キッチンからは人肉の可能性がある正
![ロシアで繰り返される人肉食の惨劇 今度は30人殺害か、夫婦逮捕 背景にある旧ソ連からの「負の特性」とは…(1/3ページ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b86bd0ca89f8796c633111e65cf408b0d0896590/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2FkwZshtvtpXpNEryRbli6MHik2ZI%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FMDZV4WPEMFOQXAKWNNCTVKLN2Y.jpg)