夏に食べたいお菓子の一つ「水ようかん」。この水ようかん、普通の「ようかん」とは食感などに違いがありますが、材料や作り方にも違いがあるのでしょうか。1899年創業のようかん製造・販売の老舗で、佐賀県小城市に本店があり、本店隣に「村岡総本舗羊羹(ようかん)資料館」も開設している「村岡総本舗」の村岡由隆副社長に話を聞きました。 【涼しそう!写真7枚】バナナやカボチャの味も? 水ようかん6種類と伝統の「小城羊羹」 水分や糖度に違いQ.水ようかんと普通のようかんは、何が違うのでしょうか。 村岡さん「ようかんの製法としては、大きく分けて、『煉(ね)りようかん』と『蒸しようかん』がありますが、水ようかんは、通常の煉りようかんと材料は基本的に同じです。製法にも大きな違いはありませんが、煉り時間などに違いがあります。 最も大きな違いは水分量で、大ざっぱに申しまして『水分量が多いのが水ようかん』だといえますが