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ブックマーク / salon.mainichi-kotoba.jp (6)

  • 今どきの「アベック」は

    「アベック旅館」は今でいうところのラブホテル。2人のアラサーが感じていた後ろ暗いニュアンスは歴史的背景を持つものだったのです。「アベックっていう言葉、今は使えないんだっけ?」と聞いてきた記者も同様のイメージを抱いていたのでしょう。 時代に合わない面の一方、語感生かした使用も アラサーの一人からはもう一つ、貴重な意見が聞けました。「『カップル』っていうと今は同性カップルも指すけど、『アベック』って男女のペアしか指せないんじゃない?」。確かに「アベック」が流行語だったころは性の多様性はほとんど認められておらず、男女間以外の恋愛について公然と口にするのは今よりも難しかったはず。その時代の言葉ですから「アベック」が男女ペア以外に使いづらいのも当然です。 しかしアンケートではそうした逆風をはね返す「アベック」使用率の高さ。まさか回答者の多くが戦前生まれ!?なんてことはないでしょうから、実は根強く使わ

    今どきの「アベック」は
    remcat
    remcat 2023/01/04
    >大正時代に陸軍の将校間の俗語から出た語で、戦前は「モガ・モボが銀座を一緒に歩く姿を表したハイカラな語だった」そうです(この解説がもう死語のオンパレード
  • 「~を両立する」は「~を両立させる」に

    「AとBを両立する」。こういう言い方を認める辞書は見つかりません。両立は「双方ならび立つこと。両方とも支障なく成り立つこと」(広辞苑)で、「両立する」は自動詞とされています。「~を」と目的語を取る場合は「両立させる」とした方がよいでしょう。 ここでの動作主体は人なので、「収入確保と体力強化」は「両立させる」というように直しました。

    「~を両立する」は「~を両立させる」に
    remcat
    remcat 2022/07/18
    "家庭と仕事を両立" とかでGoogle検索すると、他動詞用例が山ほど出てきますが…… >「両立する」は自動詞とされています
  • 極めて曖昧な「前広に」

    「視野を広く」という回答が半数以上と興味深い結果になりました。しかしこの意味は調べた限りでは、辞書に載っていません。辞書的には「あらかじめ」という選択肢が適切なのですが、はたして今その意味で使われているのでしょうか。 辞書的には「前広に=あらかじめ」だが 安倍晋三首相による「前広」発言が飛び出したのは4月29日の衆院予算委員会でした。9月入学に対する考えを聞かれた首相は「これぐらい大きな変化がある中において、前広にさまざまな選択肢を検討していきたい」と述べました。これについての毎日新聞の報道では、なじみのない言葉なので「まえびろ」という振り仮名が付いていました。 その後、5月14日の記者会見では「この9月入学も有力な選択肢の一つだろうと思いますが、前広に検討していきたいと思っています。 もちろん、大変大切なことですから、拙速な議論は避けなければいけませんし、(中略)深く議論をしていきたい」

    極めて曖昧な「前広に」
  • 「大宗を占める」どういう意味?

    校閲グループで運用しているツイッターに、「役所で多用されている『大宗(たいそう)を占める』という言い回しについて書いてもらいたい」という投稿をいただきました。その投稿には「『大半を占める』といった感じの意味合いで使われているものの、どの辞書を見てもどうやらそのような意味はなさそうだ」とも書かれていました。 「大部分、大半」という意味 個人的にはなじみのない表現だったのですが、霞が関で働いている知人に聞いてみると、「大宗を占める」はよく使われていて、確かに「大部分、大半を占める」といった意味だそうです。 ただ、国語辞典では、「大宗」は「物事のおおもと。根。中心となるもの。また、ある分野での権威ある大家」(「日国語大辞典」2版)という意味で、指摘のように「大部分、大半」といった意味はありません。 漢和辞典を調べると用例が中国・前漢時代の古典「淮南子」から採用されている古くからある言葉でした

    「大宗を占める」どういう意味?
    remcat
    remcat 2021/03/13
    >霞が関で働いている知人に聞いてみると、「大宗を占める」はよく使われていて、確かに「大部分、大半を占める」といった意味
  • 好ましくないことが「○日ぶり」…違和感ある?

    結果は、違和感がある人とない人がほぼ半々。報道ではごく普通に使われる表現ですが、違和感を持つ人が相当数いるという結果でした。 「よくないことには使わない」説 時間の経過を表す「ぶり」を「好ましくないことには使わない」というのは、NHK放送文化研究所の2001年7月の記事(「~ぶり」の使い方や数え方は?)に記されています。 <注意>「~ぶり」には、語感の中に「待ち望んでいることへの期待感」を含んでいるので、「○年ぶりの大病」などという言い方は普通しません。 国語辞典編集者の神永暁さんも「日語どうでしょう?」の2013年6月の記事(「2年ぶりに出場」──前回の出場はいつ?)で触れています。 「ぶり」にはそのことが起きることへの期待感が言外に含まれているので、「5年ぶりの大事故」といったような、よくないことには使わないとされてきた。 その上で、「好ましくないことにも使う」と明鏡国語辞典2版が注

    好ましくないことが「○日ぶり」…違和感ある?
    remcat
    remcat 2020/10/17
    対照となるデータ (好ましいことについての例文の評価) がないような
  • 調べものリンク集

    公式サイトだけではなく、信頼性が高かったり、他のサイトでは得られない情報があったりするサイトも参考として載せています。 作成には相応の注意を払っていますが、リンクやリンク先の内容の正確性については保証できません。利用者ご自身で判断してください。 目が行き届いていない部分もあるかもしれません。リンク切れや、ここにない有用なサイトの情報、その他お気づきの点などありましたら、ツイッター等でお知らせいただけると幸いです。 日々更新し有用な情報を発信しているサイト運営者の方々に感謝いたします。 (2023年1月29日更新)

    調べものリンク集
    remcat
    remcat 2019/06/02
    「スポーツ」が突出して詳しい、「国際」がほとんどアメリカ合衆国情報、科学関連が「気象・災害」くらいしかない、など偏りがわかるところが価値が高い
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