社内のITシステムやネットワークを安定的に稼働させ、日々の業務を滞りなく行うためには、システム運用設計が必要です。とはいえ、『運用設計』とひとことで言っても、何をやれば良いのか、そもそもなぜ運用設計を行うべきなのかなどが分からず、手がついていないといったこともあるでしょう。そこで、本記事ではシステム運用設計の種類や行う理由、運用設計の流れやポイントについて解説します。 運用設計とは 運用設計とは、システムを安定して運用していけるよう、日常的に行うべき業務や運用ルール・運用方法、障害が起こったときの対応などをあらかじめ決めておくことです。システムが正常に動いているかをどう監視するのか、定期的にチェックする方法、インシデントを検知したときどんな手順で対処するか、どの部署や外部業者に連絡するか、などが該当します。 全体の流れを見ながら運用設計を進めることで、システムの定常的な安定稼働を助けます。