東大医学部を卒業し、3大難関国家資格(医師国家試験・司法試験・公認会計士試験)までも制覇した河野玄斗氏。その実績から「天才」や「神脳」と評されますが、同氏は「決して超人的な記憶力や特殊能力があるわけではなく、ただひたすらに、『勉強の仕方がうまい』だけ」と語ります。河野氏の著書『東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法』(2018年刊行、KADOKAWA)より一部を抜粋し、今回は「暗記術」を見ていきましょう。 暗記するうえで「反復」は必須 どんな科目でも、最低限の暗記なしには成り立ちません。そして、暗記で点数を稼ぐためには、何よりも反復が大切になります。なぜなら、人間は忘れる生き物だからです。 ここで人間の記憶について、簡単にお話ししておきます。 人の記憶を分類すると、「短期記憶」と「長期記憶」の2つに分けることができます。どんな情報も最初は、海馬という脳の器