開発プロセスのポイント オブジェクト指向やコンポーネント、サービス指向など開発方法論は次々と新しいものが登場します。開発方法論はアプリケーションを構築する上で、対象ドメインをどのように扱うかを規定するものです。しかし実際のプロジェクトに適用しようとした場合に、自分はどういう手順で作業をすればよいのか迷うことになります。 そこで重要なのが開発プロセスです。つまり開発プロセスは開発方法論を適用するための作業手順を規定するものだと言っていいでしょう。 以下の図をご覧ください、1994 年から 2000 年にいたるまでのソフトウェア開発プロジェクトの成果に関する統計を示しています。サンプル数 3 万程度のうち成功したといえるプロジェクトは 30% もありません。つまり 70% は失敗もしくは非常に困難な状況であったということを示しています。 これはどこに原因があるのでしょうか。失敗の具体例としては