政府から関西電力への大飯原発3、4号機の再稼働決定の連絡を巡り、野田佳彦首相と関係3閣僚の会合が終了していない段階で、関電が「再稼働の準備を指示された」と説明し、混乱する場面があった。 関電は当初、「午前11時13分」と発表したが、その後指示を受けたのは「11時33分」だったと訂正した。経済産業省資源エネルギー庁との連絡に当たった東京支社幹部の勘違いが原因としている。 閣僚会合は、午前10時57分から11時32分まで首相官邸で開かれた。終了前の11時20分前後に、関電は、エネ庁から、「再稼働を政府として判断したので、準備作業に取りかかる事」との指示が電話で「11時13分」にあったと報道各社に知らせていた。その後、「11時33分」と訂正した。