「嫌われた講談社とインボイス制度」－－礼儀と暖かみを欠いた出版社編 : 科学と現実のはざまから2023年07月22日16:42 カテゴリ経営学倫理学 「嫌われた講談社とインボイス制度」－－礼儀と暖かみを欠いた出版社編 ではインボイス制度で出版社の方はどうなるかというと、ある条件を満たさないと、これまで仕入れ額として控除できていた消費税分の金額が控除できなくなります。その条件とは、出版社とかかわりを持つ作家やライターの方々に免税事業者から課税事業者に変わってもらい、消費税を政府に支払ってもらうことです。 もちろん作家やライターの側は「そんなのヤダよ。出版社はそれなりの経営規模があるのだから、あなたたちの方で何とかしなさい」という思いを抱いています。 一言でいえば、これは出版社と作家側が享受してきた益税を政府が召し上げることによって生じるシワ寄せ。消費税の納税はどちらかが担わなければなりません。 さて、そこで。今回の動きは税制上はとかく問題があった益税を解消しようとしているのですから、
