最近観た映画は、『バルカン超特急』、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版』、『ローズマリーの赤ちゃん』、『新聞記者』。 よくやってしまうのだが、「そのうち観なくては」と思っていた映画を、短期間に二度借りてきてしまう。『ローズマリーの赤ちゃん』は、途中で二回目であることに気がついた。最近の邦画は滅多に観ないので、『新聞記者』について、少し書こう。 シム・ウンギョンの演じる女性新聞記者が、松坂桃李の演じる内閣情報調査室の官僚と事件を追う。 松坂のもとへ、秘密を握っている上司から電話がかかってくる。上司はビルの屋上から飛び降りる寸前だ。異変を察知した松坂は電話ごしに止めようとする。そのシーンで、カメラは真上から上司を撮る。彼は、画面右半分に位置している。右半分はビルの屋上。左半分は、ビルの谷間。車が行き交う道路である。 そして、上司を止めようとする松坂をも、カメラは真上から撮る。
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