記事によると、12月のロシアの軽油輸出量は過去数年で最大の日量120万バレルに達した。EU向けの軽油輸出も12月に過去10ヵ月で最大の日量72万バレルだった。 12月のガソリン輸出も、記録的な日量27.5万バレルに達し、これは前年同月を11万バレルも上回るものだった。その一因も、EUへの輸出増だった。 欧州諸国がこのところロシアからの石油製品輸入を増やしているのは、2月5日にロシア産石油製品を海路でEUに輸入することを禁止する措置が発効するからである。石油製品の輸出増が、原油の輸出減を部分的に補っている。 2月5日の禁輸発効と同時に、ロシアの石油製品に対する上限価格も導入される。具体的な上限はまだ決まっていない。ただ、専門家は、軽油では1t当たり650ドル、重油では350ドル程度になるのではないかといった見方を示している。 IEAによると、2022年全体で、ロシアの原油および石油製品の輸出