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ブックマーク / www.hattorimichitaka.net (6)

  • 予想されたこととはいえ ロシアの石油製品輸出が拡大中 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    記事によると、12月のロシアの軽油輸出量は過去数年で最大の日量120万バレルに達した。EU向けの軽油輸出も12月に過去10ヵ月で最大の日量72万バレルだった。 12月のガソリン輸出も、記録的な日量27.5万バレルに達し、これは前年同月を11万バレルも上回るものだった。その一因も、EUへの輸出増だった。 欧州諸国がこのところロシアからの石油製品輸入を増やしているのは、2月5日にロシア産石油製品を海路でEUに輸入することを禁止する措置が発効するからである。石油製品の輸出増が、原油の輸出減を部分的に補っている。 2月5日の禁輸発効と同時に、ロシアの石油製品に対する上限価格も導入される。具体的な上限はまだ決まっていない。ただ、専門家は、軽油では1t当たり650ドル、重油では350ドル程度になるのではないかといった見方を示している。 IEAによると、2022年全体で、ロシアの原油および石油製品の輸出

    予想されたこととはいえ ロシアの石油製品輸出が拡大中 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
  • サハリン2接収の本丸はやはりシェルか? : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    6月30日にプーチンが署名したサハリン2に関する大統領令。我が国では、この措置が日勢を狙い撃ちしたものであるという前提で語られており、「日の電力不安や参院選のタイミングを見計らったもの」と解説する向きが多い。 しかし、ロシアでの論調を見ると、むしろシェルを念頭に置いた措置だという見方の方が有力かもしれない。 この問題に関し、こちらに見るように、『エクスペルト』誌で健筆を振るっているS.クジヤロフ氏が論じているので、重要部分を以下のとおりまとめておく。 2022年2月24日以降、ロシアに対する経済的圧力の展開に伴い、サハリン1のオペレーターであるエクソンネフチェガス(米エクソンモービルの子会社)、サハリン2のオペレーターである英蘭ロイヤルダッチシェルがプロジェクトからの撤退を表明し、技術・経営人材を引き揚げさせ、プロジェクトの作業を事実上麻痺させた。 Yu.トルトネフ副首相・極東大統領全

    サハリン2接収の本丸はやはりシェルか? : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
  • ロシアはあと2年は戦争を続けられる : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    我々としては「プーチン・ロシアはもうギブアップ寸前」と思いたいところだが、こちらの記事は、それとはだいぶ異なる様相を伝えている(政府系ではなく独立系のメディア)。以下、主要部分を抄訳しておく。 ロシアには、「特別軍事作戦」を継続する資金があるだろうか? 結論から言えば、ある。制裁を考慮しても、ロシアは社会保障を支出しつつ、軍事作戦を遂行するのに充分な資金がある。ある大銀行のアナリストは、資金は充分にあり、問題は国民がどれだけ忍耐するかだとコメントした。 米企業の石油・ガスアナリストの指摘によれば、ロシア経済にはまだ大きな余力があり、金融部門は有能な人材によって運営されている。問題は、資金というよりも、軍需産業など、部品が調達できるかという点にあるという。 ロシアの大手銀行のシニアアナリストは、次のような見通しを示す。ロシアの石油・ガスが即座に拒絶されることはないという基礎シナリオを仮定する

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  • ロシアの戦車工場は稼働してるのか?問題 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    今日、ロシアで戦車を生産しているのは、スヴェルドロフスク州ニジニタギル市にあるウラルヴァゴンザヴォードと、その系列に入っているチェリャビンスク・トラクター工場だけと言われている。余談ながら、個人的に、ニジニタギルに調査出張に行った際に、街角からふと戦車だか装甲車両みたいのが表れて、ビックリしたことがある。たぶん、工場で作られた車両が、出荷されていくところだったのだろう。 そして、ウクライナ侵攻が始まってから話題となったのは、実はウラルヴァゴンザヴォードでは部品不足から戦車の生産ができなくなっているのではないかという問題だった。それに対し、3月22日付のこちらの記事は、同社の広報がそうした観測を否定し、平常どおり軍需品の生産を続けていると強調したということを伝えていた。 それに対し、今般4月15日付でウクライナ側のメディアに出たこちらの記事は、ウラルヴァゴンザヴォードの戦車生産はやはり停止し

    ロシアの戦車工場は稼働してるのか?問題 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
    repunit
    repunit 2022/04/17
  • ロシアとベラルーシの戦争観はこんなにも違う : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    なんだかんだで、現在までのところルカシェンコのベラルーシは、ロシアの対ウクライナ戦争への参戦を回避し続けている(領土を進撃拠点としてロシア軍に提供したことは看過できないが)。ベラルーシ軍はそれほど規模は大きくないとはいえ、もしベラルーシ軍が合流してロシア軍が厚みを増していたら、キーウ攻防戦の状況も多少変わったかもしれない。 はっきり言って、「この戦争に加わりたくない」というのは、独裁者ルカシェンコと、ベラルーシの一般国民との、唯一と言っていい共通項だろう。それだけ、「戦争だけは勘弁」という意識が、ベラルーシ国民には染み付いている。 そのあたりの事情につき、こちらの記事の中で、ロシアとベラルーシの有識者たちがコメントしている。ここではそのうちベラルーシ側の2名のコメントを以下のとおり抄訳しておく。 G.コルシュノフ(「新思考センター」分析家、ベラルーシ科学アカデミー社会学研究所元所長):ロシ

    ロシアとベラルーシの戦争観はこんなにも違う : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
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    repunit 2022/04/09
  • プーチン支持が上昇しているとの憂鬱な数字 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    こちらのページに、「世論基金」がロシアで実施した最新の全国世論調査結果が出ている。直近の調査は、プーチン政権がウクライナ侵略を開始した2月24日の後の25~27日に実施されたそうである。独立系の機関であるレヴァダ・センターよりは信頼性が劣り、数字を鵜呑みにはできないだろうが、ロシア世論の大まかな風向きを反映しているとは考えられるだろう。 それで、この調査によれば、プーチンの仕事振りを良いと評価するか、悪いと評価するかという設問の回答状況は、上図のように推移している。プーチンがウクライナ侵略を始めてから、肯定的な評価が71%に高まる結果となっている。 自称ドネツク、ルガンスク人民共和国の国家承認をロシアが行ったことについて、すでに知っていたか、それとも今回の調査で初耳かと尋ねたところ、知っていた63%、それらしきことを聞いた28%、初耳だ7%、分からない1%。

    プーチン支持が上昇しているとの憂鬱な数字 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
    repunit
    repunit 2022/03/24
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