米国の中国マネー依存が薄れたために、日本の金融協力を支えに したトランプ・チームは選挙公約通り、対中強硬策に打って出られる 2016年12月18日 日曜日 米金融市場は日本と中国からの資金によって支えられている。 ◆日米緊密・米中緊張の時代 通貨と安全保障政策の一体化を 12月12日 田村秀男 トランプ次期米政権では、かつてない日米緊密、米中緊張の構図になりそうだ。米金融市場の中国マネー依存が薄れたために、日本の金融協力を支えにしたトランプ・チームは選挙公約通り、対中強硬策に打って出られるからだ。 米国は圧倒的な軍事力を誇る覇権国家だが、弱点がある。世界最大の債務国であり、外部からの資本流入に依存せざるをえないのだ。今年6月末の米国の対外純負債は8兆ドルであるのに対し、世界最大の債権国、日本は3・1兆ドル、中国はドイツとほぼ同水準の1・7兆ドルの対外純資産を持つ。ドイツは足元のユーロ金融市
『バブルへの迷走』 ポール・クルーグマン 21世紀最初の10年に 発生した「革新的」住宅ローンの破裂は大惨事以外の何ものでもない 2007年12月23日 日曜日 PAUL KRUGMAN ◆Blindly Into the Bubble ◆バブルへの迷走 ポール・クルーグマン 1945年、日本降伏を告げる「玉音放送」において、裕仁天皇 は自らの決定を次のような有名な言葉で表した。「戦局必スシモ好転セス世界ノ大勢亦我ニ利アラス。」今週、連邦準備理事会ベン・バーナンキ議長が住宅ローン業界の規制を若干強化するという遅すぎる決定をした。この決定 自体、馬が逃げ出してしまった後に馬小屋の鍵をかけるようなものだったわけだが、その際の釈明も、この裕仁天皇の表現に通じるものがある。 いわく、「市場の規律が乱れが散見され、慎重な融資手続きを取ろうとする動機付けに欠ける場面もあった」。ずいぶんと控えめな表現で
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