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ブックマーク / chikirin.hatenablog.com (76)

  • 格差世代 - Chikirinの日記

    30代半ばで、誰もが知る有名企業に勤めるB君と話す機会があった。 この年代は大学を出る1994年〜2003年が就職氷河期で、非正規雇用のまま転々とする人も多く、ロスト・ジェネレーションと呼ばれている。ところがB君は「ロスジェネなんてありえない。僕なんかむしろ“金の卵”ですよ」と言ってた。 聞いてみると、確かに就職活動は厳しかったらしい。B君も一流大学の卒業生だけれど、OB訪問をしたら自動的に内定がでたバブル時代とは異なり、それなりにまじめに活動しないと内定はもらえなかった。 留年していたり、麻雀しかしてなかった友人の中には、大企業はすべて落ち、無名の中小企業に就職した人もいたらしい。 でも、元気ではきはきした好青年でサークルなどの活動歴もあり、学生時代から英語も熱心に勉強していたB君にとって、就職活動は「大変だったけど、頑張ればなんとかなった」というレベルだった。 で、「金の卵ってなに?」

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    repunit
    repunit 2021/08/29
  • 今、共産党に学ぶべき3つのポイント - Chikirinの日記

    800人近くにリツイートされた志位和夫 共産党委員長の呟き↓ 「週刊プレイボーイ」の企画で、ちきりんさんと対談しました。日の経済から若者の雇用まで、とても楽しく刺激的な対談でした。近々誌上に掲載されるそうです。 pic.twitter.com/CTFU8jBkOv— 志位和夫 (@shiikazuo) 2015, 1月 13 きっかけは去年 12月のコレ↓ 機会があったら、志位委員長と対談したいな。— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014, 12月 12 呟き後すぐに集英社からアレンジの提案があり、共産党からも「やりましょう!」というお返事をいただきました。 集英社ならびに共産党の皆様には心から感謝しています! 私が志位委員長に会いたかったのは、共産党ってほんとにスゴイなと思うコトがよくあるからなんです。 詳しい対談内容は 次回のエントリを読んでいただくとして、今日は「

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  • とある友人とのコト - Chikirinの日記

    今日は、15年もの付き合いになる友人について(人の許可を得て)書いておきたいと思います。 彼女は「相手の気持ちを読む」ことがとても苦手で、ものすごくはっきり言わないとこちらの意図を理解してくれません。 彼女といると、よくこういう感じになります。 友人「ちきりん、今度◯◯っていう映画に行こうよ!」 ちきりん「いいよ」 で、映画を観た後にお茶をしながら、 ちきりん「ねえ、今○○の展覧会やってるから今度いかない?」 友人「うーん、あんまり興味ないからいいわ」 同じコトは何度も繰り返されます。 お互いが関心を持つことに誘い、相手がそれに付き合う。 それにより双方の世界や視野が広まり、かつ、時間と空間を共にし続けることで経験や感動を共有でき、お互いへの理解が深まる。 結果として「昔つきあってた人が好きだった歌手やスポーツの大ファンに(自分も)なっていく」ことってあるでしょ? 友人であれ恋人であれ、

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  • 大学で得た「今、もっとも役立ってること」って何? - Chikirinの日記

    「貧しい家庭の子供は大学進学率が低い。親の貧困教育格差を通して連鎖する!」って主張してる人に、 「で、あなたが大学で学んだことで、今、いちばん役立っていることは何ですか?」って聞くと、 返ってくるのは、「それって授業料の対価として得られたものじゃないですよね?」みたいな答えが多い。 大学時代にスポーツクラブやサークル、NPO などの課外活動で学んだとか、 大学時代にアルバイトで学んだとか、 大学時代に起業して学んだとか、 大学時代に海外を放浪して学んだとか、 大学時代にたくさんを読んで学んだとか、 そんなんばっかりで、 「いやそーじゃなくて、大学に授業料を払うことでしか手に入らないもので、人生でめっちゃ役立ってることは何なんですか?」って聞き直すと、 「えっ? えー、えーっと」みたいになったりする。 別に NPO もスポーツもサークルも放浪も起業もアルバイトも読書も、大学なんか行かなく

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  • 分業と非分業 - Chikirinの日記

    社会には、「どんどん分業が進むもの」と「どんどん非分業が進むもの」があります。 一般的にビジネスの現場では、どんどん分業が進んでいます。 昔は全部ひとつの会社で作っていたのに、今は液晶はA社、バッテリはB社、プラスティック成形はC社と、全部違うメーカーが作ります。 ひとつの工場の中でも、組み立てる人、塗装する人、検品する人、等に分離され、開発は日、組み立ては台湾という国際的な分業も多くなっています。 事務職も同じで、昔は総務部が人事も総務も法務も全部担当していたのに、今は人事部、総務部、法務部に分かれ、人事部の中がさらに、採用だけやる人、給与計算だけやる人、労組対策を専門にやる人、と分離してきています。 どんどん分業、ずんずん分業、という感じです。 ところが反対に“家庭”では非分業化が進行しています。 昔は、“家事と育児だけする人=”、“稼ぐだけの人=夫”、“勉強だけの人=子供”、“留

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  • 国民負担はあたりまえ - Chikirinの日記

    福島の原発事故の補償費用をどこから捻出するかという議論において、「電力料金に転化するのはおかしい」とか「国民負担が発生するスキームはだめ」的な意見を聞くたびに、「なんでよ?」と思います。 どう考えても国民負担すべきでしょ。 東京電力が発電や送電に必要な設備を除き、保養施設や社員寮など業務に不可欠でない資産を手放すこと、役員、社員の給与をせめて“協力企業”である東芝程度に引き下げることは当然としても、徹底した東電のリストラで足りない分は電気料金の値上げと公費(税金)で補償するのが当然だと思えますけどね。 御用学者がどうの癒着がどうのというけれど、突き詰めれば「原発を利用しながら、豊富な電力を得て利便性の高い社会を作ろうとしていたのは、まさに日の国民(有権者)の民主的な意思決定の結果だった」とちきりんは理解しています。 その意思決定に伴う損害を、今は福島県の人が一身に背負わされているのだから

    国民負担はあたりまえ - Chikirinの日記
    repunit
    repunit 2011/05/16
    するって言っても、できれば負担したくないんだよ。どのみち利用者・国民負担は避けられないんだから言わせてあげようよ。
  • 2010-12-14

    飲み会の支払いの際、たまたまAさんに持ち合わせがなく、同僚のBさんから千円借りました。 すぐ返すつもりが、多忙な日が続き、顔を会わせないまま1ヶ月が過ぎました。 期限も決めていないし催促もされなかったので、「忘れてるかな。今頃言い出すのもどうかな。たいした額じゃないし」と思っているうちに、そのままになってしまいました。 このことで、Aさんが得たのは「千円」、反対にAさんが失ったのが「信用」です。 ずっと先のある日、Aさんは起業をしました。 Aさんは仲間や出資を募っています。別の飲み会でそれが話題になった時、Bさんはふと昔のことを思い出して言いました。 「でもあいつ、ちょっとルーズな面もあるよね」と。 責める諷でもなく軽い調子のコメントで、実際Bさん自身、昔のことをそんなに気にしているわけではありません。気軽な“つぶやき”みたいなものです。 でもその場にいた、実は出資を検討していたCさんには

    2010-12-14
  • 人生の一発逆転という悲しい夢 - Chikirinの日記

    ネットバンクで口座を開くと、ギャンブルの勧誘メールがたくさん届く。BIGとかlotoなどの宝くじ系からFXまでいろいろだ。銀行なのか宝くじ屋なのかわからないくらい来る。 その昔、日にlotoやBIGがまだ無かった頃、とある南米の国の街角で、loto(クジ)を売っている店があまりに多いのに驚いたことがある。ジュースや新聞を売っているキオスク、タバコ屋など、そこら中でlotoが買えて、実際に並んで買っている人もたくさんいた。 その光景が異様にみえて、一緒に歩いていたその国の知人に「なんであんなにクジが人気なの?」と聞いたら彼が「クジ? 違うよ、あれは貧困層を狙い撃ちにした税金なんだ」と言った。吐き捨てるような口調だったのでちょっと驚いた。 最近でこそ日も高額のクジがでてきたが、当時から外国のクジは当たり額の規模が違う。10億円単位の当たりもよく報道される。日だと高額当選者がマスコミにでて

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  • ○○になる!  →  ◎◎をやる! - Chikirinの日記

    菅直人さんが余りにも存在感がなく大変そうなので、なんでかなーと考えてみたのだけど、やっぱり一番大きな理由は「総理大臣にはなりたかったけど、なった後にやりたいことは特に(考えて)なかった」という状態で、総理になっちゃったのが厳しかったんだろうなーと思います。 よく言われていることですが、野心に溢れた市民活動家にとって、「総理大臣になるぞ!」というのは、それほど大きなことだったのでしょう。 小泉元総理は、「総理大臣になって、郵政民営化をやりたい!」という気持ちに溢れていたし、 鳩山元総理も、「総理大臣になって、世界を友愛にしたい!」という理想をもっていました。 (話は逸れますが、鳩山兄弟はお金持ちすぎて、2人とも経済とかにはあまり興味がありません。一定レベルを超えたお金持ちって、環境とか、綺麗な心とか、みんな仲良くとか、そういうことにしか関心がもてないもんなのねー、とわかっておもしろかったです

    ○○になる!  →  ◎◎をやる! - Chikirinの日記
  • 人生の意義を支える、ふたつの構造 - Chikirinの日記

    前に赤木智弘さんと対談した時、「今の日社会では、仕事の有無が経済力だけでなく社会ステイタスや生き甲斐など他の要素にリンクしている」と言われていたのを思い出して、絵にしてみた。 土台に仕事があり、その仕事のおかげで経済力が得られる。反対にいえば、仕事を失うと経済力を失う。次に、仕事と経済力があるから「社会的に一人前」と認知され、社会的地位が認められて初めて結婚できる。すると最後に、自分には生きる意義がある、人生は楽しいと思える。つまり、仕事をベースとし、人生の有意義感を頂点とするピラミッド構造が存在する。 もし当にこういう構造だとすれば、仕事が得られないと他のなにも手に入らなくなり、「人生が詰んでいる」「生きている意味がない」みたいになる。正社員の解雇を簡単には許さないという(最高裁様がお示しの)社会規範も「仕事はすべての土台なのだから、そんな簡単に奪ってはならない」ってことかもしれない

    人生の意義を支える、ふたつの構造 - Chikirinの日記
  • 自分で考え始めた若者たち - Chikirinの日記

    最近の若い人は当に偉いよね。今回ドラフトで日ハムが交渉権を得た早大の斎藤佑樹投手。甲子園での駒大苫小牧高、田中将大投手(当時)との投げあいを覚えている人も多いはず。その相手の田中まーくんは既にWBCも経験し、プロとして着々と経験と実績を積みつつある。だからといって斉藤投手が大学進学を後悔したり、焦ったりしているわけではないでしょう。 ちきりんが偉いと思うのは、彼らが「自分で人生を選んでいる感」があることだ。 高校を卒業した時、直接プロに行くのか、大学を経てからプロに行くのか、ふたりには迷いがなかった(ように見えた)。まーくんは最初からプロに行くに決まってるだろ、的な闘志をみなぎらせていたし、斉藤選手(なんとか王子だっけ・・)は「学生生活も楽しみたい」という意思が明確だった。 既に着々と英語の勉強をしているまーくんに対し、日に残ると明言し続けるダルビッシュ投手にも同じことを感じる。将来

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  • あらたな新聞の効用 - Chikirinの日記

    会社にいかなくなって毎日が何曜日かよくわからない。日付もよくわからないのだが、ブログの「記事を書く」というボタンをクリックすると、記事を書く画面とその日の日付がでてくるので、それをみて「ああ、○日かあ」とわかる。でも、そこには曜日は表示されないのよね。 と、高齢一人暮らしの人に言ってみたら「だから新聞をとっているの」といわれた。なるほど、新聞てそういう意味があるのね。と思っていたら、続けて言われた。「それに新聞をとっていると、孤独死した時にある程度の日数で見つけてもらえるしね」と。 おー、その効用は大きそう。たしかに毎日新聞を取り入れている人が、ぱったりと新聞をポストからとりいれなくなったら1週間もしないうちに新聞配達の人→管理人、もしくは警察、って感じで連絡がいきそうだ。 そういう用途で考えると月に4000円は悪くない。たいていのセキュリティシステムや高齢者用通報システムってのは月額それ

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  • 本の感想)日弁連ってそうなんだ! - Chikirinの日記

    先日「法律の専門家のお粗末な説明能力」というエントリを書いた。 その直後、ブログを読んでくださった弁護士の小林正啓氏からご連絡を頂き、ちきりんの疑問に対して丁寧な回答を頂いた上、下記のを送って頂いた。 これを読んで、ちきりんは初めて「弁護士界」がどういうものなのか理解できた。こーゆーことが起こっていたのねーと謎が解けた。これはちょっと読む価値ありです。 こんな日弁連に誰がした? (平凡社新書) 作者: 小林正啓出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2010/02/16メディア: 新書購入: 4人 クリック: 131回この商品を含むブログ (19件) を見る で、の感想を書こうかと思ったけど、興味ある方はちゃんとを読まれたほうがいいので、ここではサマリーではなく、ちきりんの発見した「3つの共通点」について書いておきます。 共通点1)新左翼団体と日弁連 ちきりんは新左翼に関心があり、よど号

    repunit
    repunit 2010/11/02
    日本で研究がしにくいということは分かった。
  • 全世代がロスジェネになる、その日まで! - Chikirinの日記

    10月14日のNHK首都圏ネットワークという報道番組が、少人数学級に取り組む埼玉県志木市について特集していました。 一クラス 40人近い現状を 25人学級に近づけようという試みで、親や教師にも高く評価されています。でも子供が減るとはいえ、そのためには今までの 1.5倍の数の教師が必要になります。 だからといってどこの自治体も大赤字で、公務員である教師を増やすことはできません。だから、時給で働く契約社員という立場の教師を雇うことになります。 公務員といえば手厚い福利厚生や年金、景気に左右されないボーナスなど圧倒的に恵まれた身分ですが、契約教師にはそんなのは適用されないし、なにより何年やっていても昇級も昇格もありません。 契約社員として雇われる人は、もともと「正規の教員志望者」ばかりですから、みんな契約教師として働きながら、毎年、正規のポジションにも応募を続けます。 結果として、(優秀な)契約

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  • “要らないもの”リスト - Chikirinの日記

    世の中には要らないものがたくさんあります。 純粋に民間のもの(税金が全く使われてない。かつ、公的な規制やバックアップがないもの)であれば、要らなければ市場から追い出されるのですが、 不要であるにもかかわらず、税金や公権力によって維持されてしまうものもたくさんあります。 そこで今日は、「これはもしかして要らないかも?」と思われるものをリストしてみました。 <リスト> ・地方議会と地方議員 ・ほとんど使われていない地方空港 ・住基ネットシステム ・その他、使ってる人が計画比 10分の 1以下の各種公的システム ・農水省 ・農協 ・農業委員会 ・独立法人、財団法人(の大半) ・地方にある国の出先機関の大半 ・参議院 ・20年以上、工事中のダム、大型公共工事 ・バス運転手などの現業職種の“地方公務員ステイタス” ・特別会計 ・地検特捜部 ・高速道路の料金所 ・教育委員会 ・大阪市(大阪府だけで十分

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  • イケテル観光地 金沢! - Chikirinの日記

    この前、金沢に遊びに行ったのですが、すごいコンテンツの豊富な街だと感心しました。沖縄とか北海道に負けてないレベルです。 街自体は他の地方都市同様すごく活気があるわけでもなく、到着後数時間、最初に感じたのは“商用車”の少なさです。東京って商用車が多いんだとあらためて認識しました。 宅配便の車、コンビニの配送車、その他あらゆる営業車が(たとえ住宅地でも)大量に走ってます。金沢では自家用車の他はタクシーとバスのみしか走ってない印象でした。 さて、金沢で特に「いけるんじゃないの?」と思ったのは“リピートさせる力”のあるコンテンツが複数あるという点でした。 日の観光地の黄金要素である「温泉とグルメ」はもちろん持っているのですが、これらは超パワフルな観光資源であると同時に、日では持っている街が多すぎてそれだけでは差別化ができません。 実際、日海側の街では北から南まで、多くの街で魚介が美味しく温泉

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  • 地方で働くということ - Chikirinの日記

    地方で働きたい人は、下記の中から職業を選んで下さい。 都会の会社から赴任してる人を除くと、地方にある仕事は下記で全部なんでね。 (1) 公務員 (県庁、市役所、村役場勤務、教師、保育士、警官、消防士、バスの運転手、国の出先機関の職員など多種多様) (2) 議員(村議会、町議会、市議会、県議会議員) (3) 電力会社、ガス会社 勤務 (4) 地方銀行、信用金庫等、地場金融機関 勤務 (5) NTTNHK郵便局、JR(私鉄、公営交通機関含)勤務 (6) 農協、漁業組合、林業組合、商工会議所など、業界団体に勤務 - (7) 士&師業(医師、弁護士、会計士、税理士など) - (8)  建設、土木関係 従事者 (9)  農業、漁業、林業 従事者 (10) 飲店、小売店の店員 (11) 工場のラインワーカー (12) 宿泊施設の従業員 (13) 介護職 (1)から(6)までが“勝ち組” 士&師業

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  • “怖い国カード”のババ抜き - Chikirinの日記

    9月末に尖閣諸島付近の日領海内で、中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件。 日側が公務執行妨害で逮捕した中国人船長を(那覇地検の政治的判断で??)釈放してからもなんやかや応酬が続いています。 この件についてちきりんの意見をひとことで表せば「中国はアホやなあ」ということです。 今回、日側の判断、すなわち、 ・国外退去にせず逮捕して連れてきたこと ・那覇地検が日中関係に配慮して釈放したこと、や、 日側の弱腰、すなわち、 ・中国の圧力に屈して、起訴せずに釈放したこと を責める報道もありますが、客観的、国際的にみれば、この事件で大損したのは中国側なんじゃないでしょうか。 そもそもアジアにおいて、日は常に「警戒され、怖れられ、疑われている国」です。 今の日人の、特に若い人にしてみれば、外国の人が自分達を怖がるなんて想像しがたいとは思いますが、歴史をみれば過去 100年においてアジアで

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  • 図解)若者と高齢者の対立 - Chikirinの日記

    将来、年金をもらえるのかさえ不安視される若者と、手厚い福祉と年金に守られて暮らす高齢者。 世代対立が取る沙汰されがちですが、現在の議論はこんな感じ↓ しかし高齢者に言わせれば、若い頃は貧乏で当たり前。 「若いくせに仕事が大変だとか言うな。仕事が少々きつくても若けりゃなんとかなるだろうよ」と。 なぜ彼らがそういう意見をもつかというと、彼らが比べているのは“今の自分”と“過去の若かった自分”だから、だよね。 彼らは“今の自分”と“今の若者”を比べているわけではないんです。 図解するとこんな感じ↓ 上記ふたつをひとつの図上で表すとこんな感じ↓ 実は若者だって、将来の“高齢者になった自分”を想定し、今の自分(若者)と将来の自分(高齢者)を比較すれば、「今の方が楽しいはず」と思うでしょ。 だって、今も将来も貧乏で、今も将来も孤独。それなのに今は健康で、将来は不健康なんだから・・ つまり“若者vs.高

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  • 成長が無理なら、流動性を! - Chikirinの日記

    先日来、掲載が始まっている赤木智弘さんとの対談。(第六回目はこちら) その準備のためにいくつかを読み、そこからいろいろ考えて新)4つの労働者階級というエントリを書きましたが、その中で一番最初に読んだのが赤木さんの「若者を見殺しにする国」です。 対談でも話しましたが“書き手の怒り”が伝わってくる文章で、ちきりんもこんな感じの文章を書きたいと思いました。 若者を見殺しにする国 (朝日文庫) 作者: 赤木智弘出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2011/05/06メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (15件) を見る このの副題は、「私を戦争に向かわせるものは何か」となっています。元になる論文「「丸山眞男」をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」(論座 2007年1月号)を受けたもので、センセーショナルなタイトルが話題を呼びました。 「希望

    成長が無理なら、流動性を! - Chikirinの日記