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ブックマーク / note.com/ichi_twnovel (5)

  • 誤・偽情報対策を見直すために読むべき論文や記事のガイド|一田和樹のメモ帳

    ダン・ウィリアムズによって書かれた「The misinformation wars - a reading list」(2024年5月3日、 https://www.conspicuouscognition.com/p/the-misinformation-wars-a-reading )は、誤・偽情報対策を見直すために読みべき論文や記事のガイドだ。 ただし、欧米社会全体で問題となっている多くのトレンドが、右派のポピュリストやソーシャルメディアのアルゴリズム、外国の偽情報キャンペーンなどが原因であるというナラティブを見直すために読むべきものという位置づけである。 ●12の参考資料この記事では論文や記事など12の参考資料が紹介している。 著者は一貫して誤・偽情報の脅威は根拠なく誇張されているという立場を取っており、その観点から参考にすべきものをあげている。 ・Joe Uscinski: Wh

    誤・偽情報対策を見直すために読むべき論文や記事のガイド|一田和樹のメモ帳
  • 偽情報を特定するのは中立的な仕事ではない #偽情報の神話 #2|一田和樹のメモ帳

    「誤・偽情報対策を見直すために読むべき論文や記事のガイド」( https://note.com/ichi_twnovel/n/n06d3fda04ac2 )で紹介したDan Williamsの偽情報にまつわる神話をデバンキングするシリーズ。神話は全部で5つ。 1.私たちは前例のない「偽情報の時代」あるいは「ポスト真実」の時代を生きている 2.偽情報を特定するのは政治的に中立な仕事である 3.フェイクニュースは蔓延し、大きな影響力を持つ 4.人々は偽情報に簡単に騙される 5.偽情報は、大衆の誤った認識の主な原因である。 今回はその第2話「偽情報を特定するのは政治的に中立な仕事である」の神話がテーマだ。つまりは、偽情報を特定することは党派的ということだ。 Debunking Disinformation Myths, Part 2: The Politics of Big Disinfo ht

    偽情報を特定するのは中立的な仕事ではない #偽情報の神話 #2|一田和樹のメモ帳
  • 現代は偽・誤情報の時代ではない #偽・誤情報の神話 #1|一田和樹のメモ帳

    以前の記事「偽・誤情報を見直すために読むべき論文や記事のガイド」( https://note.com/ichi_twnovel/n/n06d3fda04ac2 )で紹介したDan Williamsは自身のサイトで偽・誤情報にまつわる神話をデバンキングするシリーズを掲載している。対象となった神話は下記の5つであり、現在2までが公開されている。 1.私たちは前例のない「偽・誤情報の時代」あるいは「ポスト真実」の時代を生きている 2.偽・誤情報を特定するのは政治的に中立な仕事である 3.フェイクニュースは蔓延し、大きな影響力を持つ 4.人々は偽・誤情報に簡単に騙される 5.偽・誤情報は、大衆の誤った認識の主な原因である。 全話公開されてからまとめて紹介しようと思っていたが、予想以上に1話が長いのでひとつずつ掲載することにした。今回はその第1話「偽・誤情報の時代」の神話がテーマだ。 Debunki

    現代は偽・誤情報の時代ではない #偽・誤情報の神話 #1|一田和樹のメモ帳
    repunit
    repunit 2024/05/22
  • 緊縮財政がポピュリズムを台頭させる、という調査結果|一田和樹のメモ帳

    2024年5月15日に公開された「Austerity, economic vulnerability, and populism」( https://doi.org/10.7910/DVN/1OPRYA )は、財政政策とポピュリズムの台頭の関係を調査した論文である。1990年代以降のヨーロッパにおける財政政策が政治に与える影響を自治体の選挙結果と個人の投票行動の2つをもとに分析している。 「Austerity, economic vulnerability, and populism」( https://doi.org/10.7910/DVN/1OPRYA )●概要経済環境の悪化がポピュリストの台頭につながることはよく言われている。この論文ではもう一段掘り下げている。経済の悪化はさまざまな要因で起こり得る。中には国外に端を発することや、自然災害がきっかけになることもあり、不可避なこともある

    緊縮財政がポピュリズムを台頭させる、という調査結果|一田和樹のメモ帳
  • 最近の論文や資料から見えてくるデジタル影響工作対策の問題点 偏りがあるうえ有効の検証が不十分|一田和樹のメモ帳

    私が特に気にしているせいもあると思うが、昨年からデジタル影響工作に関連する研究の見直しをよく見かける。デジタル影響工作は2016年のアメリカ大統領選挙で有名になったが、2014年のロシアのクリミア併合からすでに多く取り上げられていた。10年目の節目だからなのかもしれない。 ●全体的な傾向これまで行われてきた研究を概観した研究としては下記を紹介した。・「COUNTERING DISINFORMATION EFFECTIVELY An Evidence-Based Policy Guide」 ・「What do we study when we study misinformation? A scoping review of experimental research (2016-2022)」 この2つに共通している過去の研究の課題は下記であり、この2つでも根的な見直しが必要と考えられる。

    最近の論文や資料から見えてくるデジタル影響工作対策の問題点 偏りがあるうえ有効の検証が不十分|一田和樹のメモ帳
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    repunit 2024/04/18
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